メリークリスマス!(遅い)

もう今月の新刊はお読みいただけましたでしょうか?

リサ・マリー・ライス『真夜中の炎』真夜中シリーズの第7弾、新章に入ってからだと4冊目の長編となります。昨年2冊(ジャッコ&ローレン、メタル&フェリシティ)今年2冊(ジョー&イザベル、本書)と発売された形です。

 

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 あらすじはこんな感じです。

 

気鋭の政治ブロガー、サマー・レディングは、上院議員の不審死を探ろうとその葬儀に出席したところ、死んだはずのジャック・デルヴォーを見かけて驚いた。

彼は半年前に起きたテロ事件で、家族ごと殺されたはずのセレブ一家の長男。

幼馴染で初恋の人。

大学に入ってやっと恋人になれたものの、当たり前のように捨てられた。

なぜ彼は生きて、いや、死んだことになっているのか。危険な戦士へと変貌したジャックとの再会を機に、彼女は巨大な陰謀へと巻き込まれてゆく......。

 

今回は、前作『真夜中の秘密』で実質、主人公ジョーよりずっとちゃんと活躍していた感のある(笑)元CIA捜査官ジャック・デルヴォー(前作のヒロイン、イザベルのお兄さんですね)がヒーローをつとめます。

対するヒロインは、前作でもすでに若干の言及があった気鋭のジャーナリスト、サマー・レディング。

背景となるのは、米大統領選と軍事テロ、そして某国の軍事的脅威・・・アップトゥデートな話題ばかりですね。終盤は漫画チックなくらいに派手に米国に危機が訪れ、読み物としてもじゅうぶん楽しめます。

 

一方で、今回のロマンスとしてのキモは、なんといっても、「初恋の人との再会」。

ミッドナイト・シリーズで、ヒロインとヒーローがもともと顔見知りというのは、初めてのパターンです。ヒーローがまともにモテる美男子で、かつては名うての女たらしというのも、このシリーズにおいては変化球といっていいでしょう。

サマーはハーバード大学に入ってすぐに、上級生にいた幼馴染のジャックに熱をあげ、初めてを捧げるのですが、さくっと捨てられてしまいます。

それから年月が流れて、元CIA捜査官として両親・親族全員を皆殺しにした仇である巨悪の謎を負うジャック。その潜入捜査中にサマーに正体を見破られ、ジャックは接触せざるを得なくなり......。

 

かつてすれ違った想いは成就するのか。二人の身の上に訪れた大きな変化は、彼ら自身をどう変え、お互いの関係をどう変えていくのか。その辺が読みどころとなってきます。

リサ・マリー・ライス作品のプロットの特徴として、「逃げる女」/「守られる弱い女」がヒーローの庇護のもと成長し、いつしか本当の強さに目覚めるという点が指摘できるかと思いますが、今回のヒロインは「強い女」として登場しながら、敵の圧倒的な脅威の前に次第に弱さを見せていき、それをヒーローが支えるという展開をとります。

今までになく「まっとう」なヒーロー像を演じるジャックですが、全体の仕上がりはちゃんと、いかにもミッドナイト・シリーズらしいものとなっています。

 

なお、来年度のリサ・マリー・ライス新刊ですが、いったん真夜中シリーズを離れ、スタンドアローンのロマンティック・サスペンスをご紹介する予定です。

ただ、すでに来年に向けて著者は真夜中シリーズの新作を鋭意執筆中との情報も入ってきておりますので、安心してお待ちいただければと思います!

 

なお、本日ノーラ・ロバーツの最新ロマンティック・サスペンス『ひそやかな悪夢』(上・下)も発売されました。

 

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 年末年始の都合で、12月は二回も発刊があってすみません。

こちらも、年越しのお休みを利用してぜひお読みいただければ!

よろしくお願いいたします。(編集J)

 

 

2016年12月27日 03:00

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