あけましておめでとうございます(おそい!)。
ノーラ・ロバーツの最新長篇『ひそやかな悪夢』、お楽しみいただけましたでしょうか。
お久しぶりの上下巻は、息を呑むラブサスペンスに仕上がっております。

 

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内容はこんな感じです。


12歳の時、父親が連続強姦殺人犯として逮捕されて以来、名前を変え、人目を避けるように各地を転々としながら暮らしてきたナオミ。事件から18年が経ち、カメラマンとして成功した彼女は、港町のはずれに建つ古い屋敷を購入し、孤独だが満たされた日々を送っていた。魅惑的な瞳をした整備士の青年・サンダーと出会うまでは......。仕事熱心で少し強引な彼に反発しながらも惹かれるナオミ。捨て犬タグとの新生活も始まり、彼女の凍てついた心は次第に溶かされてゆくかのように思えたが――。

主人公のナオミは、才能豊かなカメラマンにして、類まれなる美貌と約180㎝(!)のスレンダーボディを備えたハイスペック女子。おまけに、ふらりと訪れた旅先で巨大な屋敷をぽんと購入できてしまう経済力ときたら、もう女でも惚れ惚れしてしまいます。
ちなみに彼女が撮影した写真のポストカードはネットでバカ売れ。「出せば売れるのよ」と時折ちらつかせる富豪感がまばゆいのですが、あくまでさりげなく......決してドヤ顔で主張することなどありません。
大人の余裕ってこういうことなんですね。

 

そんな彼女の前に現れたのは伊達男サンダー。出会った瞬間からまるで雷に打たれたように、ナオミの心はサンダーに囚われてゆきます。(そう、サンダーだけに)
しかし、ナオミは孤高の女でした。殺人者の娘に生まれてしまったが故に、大切な人を失い、ずっと自分の欲望を押し殺しながら生きてきたのだから。「私なんて一生幸せになっちゃいけない」とばかりに、サンダーの熱視線を蹴散らし、「これは単なるセフレよ」と強がり、心の鎧を脱ぎ捨てることができないのです。

 

しかしそこで諦めないのがサンダー。
暇さえあればナオミの前をうろつき、悪夢を見た日にはよしよしと甘い言葉で寝かしつけ、ピンチの時には一目散に駆けつけてくれる甲斐甲斐しさ(しかし到着する前にナオミが対処していることが多い)で、魅力は大爆発。ナオミの心は滑落寸前まで追い込まれてゆきます。
ふたりで拾った犬の存在も潤滑油となり、トキメキ指数はぐんぐん加速。ギターボーカルで熱唱し始めた日にはロマンティックがとまらない状態になってしまいました。
そりゃ恋もはかどるわ! あーあ! オレもロックンロールの調べにのせてイケメンと酔いしれてえなぁ!

 

ふたりがそんなアツアツぶりを繰り広げているあいだ、周囲では不可解な殺人事件が発生していました。
被害者はナオミと同じブロンドで長身の女性。犯行はまるでナオミが訪れた場所を狙うかのように立て続けに起こり、しかもそれは幼い頃に目撃した父親による殺しの手口とそっくりという、なにやら不穏な事件だったのです。
どこまで逃げても切り離すことのできない父親の幻影に打ちのめされるナオミ。やがて命を狙われ始めた彼女は、己の忌まわしい過去に隠された、ひとつの恐ろしい真実へと辿りつくことになるのですが――。

 

事件の結末やナオミ姐さんたちのロマンスも必見ですが、個人的には、屋敷の改修を手伝ってくれる友人夫婦の距離感がすきでした。
付き合いの浅いカップルには到達できない、絶妙なコンビネーション。皮肉ったり愚痴を言っていても、どこか愛情がこもっている理想の間柄。
夫はナオミにふらついていたような気もするけれど。(大丈夫かな)

 

あとは、
犬、めっちゃ活躍してる!!
シスコンのFBIが登場!!
......とか、読みどころはまだあるのですが、ひとまずこのへんで。

 

寒い冬を熱くする乙女なサスペンス、この機会にいかがでしょうか。
ひたすらに孤独を抱えながら生きてゆくだけの人生に、やわらかい光が差す――。 
そんな恋の素晴らしさを、ぜひ堪能してみてください。(編集K2)

 

2017年2月 4日 12:53

コメント(1)

Comment

  • ひそやかな悪夢読みましたよ~。なので編集者さまのブログそうそうってうなずきながら楽しく読ませていただきました。ノーラ・ロバーツはトリロジーよりも長編のサスペンスのほうが私は好きです。



    |megumi|2017年2月 4日 23:26

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