8月刊行のリサ・マリー・ライス『天国の港』、もう読んでいただけましたでしょうか?

このところ、〈真夜中〉シリーズの新作が続いておりましたが、今回は一休み(?)して、著者お得意のイタリアものをご紹介いたします。

 

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あらすじはこんな感じです。

 

ホープはイタリア南部の都市バーリで、事故で入院した親友のかわりに英会話学校の
校長代理を務めている。

学校経営自体は順調だが、借りている家のまわりで不可解な現象が頻発。

住居侵入事件が発生するに及び、現地警察組織の本部長フランコ・リベラが護衛につくことになる。

かつて警察に容疑者扱いされ厳しい追及を受けたことのあるホープの警官嫌いは筋金入りだったが、フランコが放つセクシーで危険な魅力には抗えず......

イタリアの景勝地を舞台に大人気作家が贈る傑作ラブ・サスペンス! 

 

本作は、リサ・マリー・ライスが2003年にエリザベス・ジェニングズ名義で発表した作品を、大幅に書き直したうえ、2017年にリサ・マリー・ライス名義で出し直したものです。

初期作をベースにしているだけあって、この作家お得意のシチュエイションとストーリーラインとキャラ造形が、じつにストレートな形で打ち出された作品となっています。

また、イタリアは、ご本人が長く住んでいる土地柄(たしか夫君が外交官だったか)。勝手知ったる筆致で、美しい景勝地の風景や、人びとの生活ぶりがいきいきと描かれています。

リサ・マリーのイタリアものといえば、『ヒーローの作り方』『シチリアの獅子に抱かれて』がありまして、まあこういう言い方はなんですが、そこそこ似たり寄ったりの内容なわけですが(笑)、本作の場合、「海」が舞台、という部分が他の二作と異なる部分かと。編集者としては、二人で岩まで泳ぎっこするシーンなどは結構お気に入りです。

まあ、本作における『天国の港』というタイトル自体は、作中でも解説があるとおり、楽園にある実際の港、というよりは、『困った人間にとっての避難所』みたいな意味合いが強いようですが。

 

あれだけ家が危ないとわかっているのに、やたらと帰宅したがるヒロインの精神構造が解せないとか、ヒーローのお母さんのうっかりさん描写がほとんどアルツみたいになってるとか、多少気になる点もないではないですが、総じてリサ・マリー・ライスの魅力を堪能できる一作になっております。

 HOTなシーンもてんこ盛り(こういうのは初期作のいいところですね)で、リサ・マリー先生のそういった部分を特に欲しておられる皆様には、無条件に喜んでいただけるお話かと。

 

なお余談ですが、編集者といたしましては、今回は結構カバーまわりがうまくいったかな、と自負しております。

まずは、作中に登場するヒロインの「プラチナ・ブロンドのストレート、青い瞳の超絶美女」という設定にぴったりの写真が見つけられたこと。

加えて、女性にオーバーラップさせてある風景は、本作の舞台となるバーリの写真なのですが、オビをとったら・・・・

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ね、どうです!? ちゃんと家が崖の上に立ってるんですね。そして周囲は海・・・。

読了された方なら、いい写真を見つけてきたな、ときっとわかっていただけると思います!(以上、どうせ誰も褒めてくれないので自賛してみました)

 

リサ・マリー・ライスに関しては、やはり旧作をリライトした未訳作をもう一作、すでに版権を獲得してあります(これで彼女の作品は二見さんとうちとで、全てが翻訳されることになります、すごいですね)。

さらに〈真夜中〉シリーズの最新作(『Midnight Fever』)を発表しているので、こちらもいずれご紹介できれば、と考えております(さらにもう1冊書いている最中、との噂も)。

 

ちなみに、扶桑社ロマンスは今月いっかいお休みをはさみまして、9月28日発売(いつもより早めですのでご注意ください)でノーラ・ロバーツの最新ロマンティック・サスペンス『Come Sundown』を発売いたします。

邦題は、『夕陽に染まるキス』(上・下)ときまりました。

ノーラ・ロバーツらしい、圧巻のサスペンスにしあがっております。こちらもお楽しみに!(編集J)

 

2017年9月 5日 21:07

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