2018年9月アーカイブ

お待たせいたしました。
ノーラ・ロバーツ先生の新刊『月明かりの海辺で』はお読みいただけましたでしょうか?


 

Shelter Blog.jpg

 

■オンライン書店で購入する
amazonセブンネットショッピング楽天ブックサービスhonto

 ■オンライン書店で購入する
amazonセブンネットショッピング楽天ブックサービスhonto

 

あらすじはこんな感じです。

2005年7月、メイン州ロックポイントにあるショッピングモールで銃乱射事件が発生し、36人が尊い命を落とした。犯人は地元の高校に通う3人の男子高校生。わずか8分間の凶行だったが、生存者たちは心に深い傷を負い、その後の人生を大きく左右されることになった。
事件当時、親友を喪いながらも第一通報者となった女子高生のシモーネ、モールのレストランでアルバイトをしていた大学生のリード、現場に駆けつけ、主犯格とみられる男子高校生を射殺した女性警察官のエシーは、被害が拡大するのを食い止めたとしてマスコミに称賛され、世間にその名を知られることとなる。しかし、3人を逆恨みした犯人の妹パトリシアは、長い年月をかけて自らの姿を変え、3人に復讐を果たそうと計画していた......。

親友を銃弾から守ることができなかったシモーネ。デートの約束を取りつけたばかりだった片思いの相手を目の前で亡くしたリード。事件現場で彼らを助けることとなった警察官のエシー。
物語は奇しくも事件の救世主となっていた3人を中心に、「あの凄惨な銃乱射事件はなぜ起きなければならなかったのか?」という謎を軸にしながら、生き残った側の記憶や隠された想いを縫うように進んでいきます。

親友を亡くしたことで生きる目的を見失いかけているシモーネは、聖飢魔IIさんもびっくりのファンキーな髪型をすることで憂さを晴らし、男子との一夜の恋に溺れる生活。運よく命を取り留めたもう一人の親友・ミーはそんな彼女を心配しますが、本人はどこ吹く風で、家族とも衝突し孤独を深めていくばかりでした。
一方、警察官として変わらず活躍するエシーと、エシーの部下となり新米警察官としてのキャリアを邁進するリードは、「あの事件」の生存者たちが短期間で次々と死亡していることに不信感を持ち始めます。調べてゆくうちに裏で糸を引いていた真犯人の存在に気が付くのですが......。

上巻は群像劇のスタイルで、随所で起きる殺人事件が3人の生活に少しずつ影を落としていく......という緊張感満載のサスペンス。
殺されるターゲット一人ひとりの人生が崩壊する瞬間と、主要人物たちが自らの記憶を辿りながら行動に踏みだしていくさまが絶妙にリンクし、やがて殺人鬼との追いかけっこが繰り広げられるのですが、飽きさせない展開はさすがノーラ先生。ドキドキさせてくれますよ。

絶賛迷走中のシモーネとリードがどうやって出会うの?とか、まさかの犬が大活躍(恋愛的に)って本当?とか、まだまだ読みどころがてんこ盛りですので、どうぞお手に取っていただければ幸いです。

 

2018年9月21日 17:58 | | コメント(2)

ブログの更新、大変お待たせいたしました。
リサ・マリー・ライスの新刊『真夜中の情熱』はお読みいただけましたでしょうか?


Midnight Fever.jpg

■オンライン書店で購入する
amazonセブンネットショッピング楽天ブックサービスhonto

 

あらすじはこんな感じです。

ケイは最愛の祖父を誘拐犯から救出してくれたFBI捜査官ニックへの募る想いを心に閉じ込めてきた。政府機関を巻き込む巨大な陰謀を内部告発しようという自分との関係が公になれば、彼のキャリアに傷がついてしまうから。でも今や民間警備会社の社員となった彼とのいちどだけの関係なら許されるはず。そして情熱の一夜のあと、固い決意で彼のもとを去ったケイをバイオテロが襲う。絶対絶命の彼女が助けを求められる相手はただひとり、ニックだった。大人気シリーズが新展開!

今回もやってきましたヒロインが好きすぎるヒーロー選手権。ニック選手はかなり飛ばしてます。
本シリーズのヒーローとヒロインは『真夜中の約束』で脇役をつとめたあと、何度か言及されてきたニックとケイ。互いの存在を忘れられずにいた二人が再会し、組織ぐるみのバイオテロと闘うこととなります。
ともかくニックの愛が強すぎて大変。ケイと会うためなら国境もスッと越えて、隙あらばガンガン口説いてきます。しかしケイのほうはなかなかつれない対応。それもそのはずで、世界を滅亡させるバイオテロ計画を知ってしまった彼女は、不審死を遂げた親友の遺言を守るため、何もかも捨てて卑劣なテロリストと闘うことに決めていたのです。孤高のヒロイン・ケイは、最愛のニックとの関係も断ち、裏社会へ旅立とうとしていました。

と思いきや、惚れた相手を無視し続けられるほど強くはいられず、一度だけならと"最後の夜"をニックと過ごしてしまいます(一度では済まぬ......)。そうしてベッドを共にした日の夜明け、別れも告げずに部屋を抜け出した彼女は、覆面ジャーナリストにUSBデータを渡すべく待ち合わせ場所へと向かうのですが、突然現れたドローンの攻撃によりジャーナリストは死亡。自身も謎のテロリストに追われる身となってしまいました。

まあ、結局もうニックに助けを求めるしかないですよね。ということで「俺、捨てられた!?」と裸でブチ切れ中のニックに着信がいきますが、最初は怒り心頭でケイのSOSを微妙に聞いていません。でもまあ、速攻許しちゃいます......なにせ彼女にベタ惚れなのですから。
強さでいうと傭兵レベルの彼は、ドローンの監視を華麗にかわしながらケイのピンチを救い、所属するASI社(防犯エージェント)が所有する秘密のシェルターへと彼女を匿うことに。常にケイに構って欲しそうにムズムズしつつも、犯人を追いつめるべく腐心する頼もしい男です。

今回は女性生物学者がヒロインということで、生物兵器を駆使した薄っすらリアリティを感じさせる事件。本作のように、DNAを利用して個人攻撃が可能なウイルスが開発されるなんてことはいつか現実になるのでしょうか?
このウイルスちょっと効率悪いよね?とか、この方法じゃ犯人を撒けてないんじゃないかな?とか、敵も味方も時々うっかりさんなところがとても心配になるのですが、フェリシティをはじめとしたASI社員たちの優れた仕事ぶりや社内カップルのイチャ付き具合は前作に比べてもグレードアップしており、その無敵感に本シリーズの醍醐味を感じる人も多いはずです。

読みどころはニックの強すぎる愛です。愛が渋滞している、ということに尽きます。どんなに殺伐とした状況でも息をするように愛を語らおうとするニックですが、それがまた彼の頼もしいところでもあります。ヒロインがどんなに辛い状況でも、逃げずにしっかり受け止めてくれる、そんな胸板厚い系男子がお好きな読者さんにおすすめの一冊です。

2018年9月21日 17:47 | | コメント(0)

ページの先頭へ