ブログの更新、大変お待たせいたしました。
リサ・マリー・ライスの新刊『真夜中の情熱』はお読みいただけましたでしょうか?


Midnight Fever.jpg

■オンライン書店で購入する
amazonセブンネットショッピング楽天ブックサービスhonto

 

あらすじはこんな感じです。

ケイは最愛の祖父を誘拐犯から救出してくれたFBI捜査官ニックへの募る想いを心に閉じ込めてきた。政府機関を巻き込む巨大な陰謀を内部告発しようという自分との関係が公になれば、彼のキャリアに傷がついてしまうから。でも今や民間警備会社の社員となった彼とのいちどだけの関係なら許されるはず。そして情熱の一夜のあと、固い決意で彼のもとを去ったケイをバイオテロが襲う。絶対絶命の彼女が助けを求められる相手はただひとり、ニックだった。大人気シリーズが新展開!

今回もやってきましたヒロインが好きすぎるヒーロー選手権。ニック選手はかなり飛ばしてます。
本シリーズのヒーローとヒロインは『真夜中の約束』で脇役をつとめたあと、何度か言及されてきたニックとケイ。互いの存在を忘れられずにいた二人が再会し、組織ぐるみのバイオテロと闘うこととなります。
ともかくニックの愛が強すぎて大変。ケイと会うためなら国境もスッと越えて、隙あらばガンガン口説いてきます。しかしケイのほうはなかなかつれない対応。それもそのはずで、世界を滅亡させるバイオテロ計画を知ってしまった彼女は、不審死を遂げた親友の遺言を守るため、何もかも捨てて卑劣なテロリストと闘うことに決めていたのです。孤高のヒロイン・ケイは、最愛のニックとの関係も断ち、裏社会へ旅立とうとしていました。

と思いきや、惚れた相手を無視し続けられるほど強くはいられず、一度だけならと"最後の夜"をニックと過ごしてしまいます(一度では済まぬ......)。そうしてベッドを共にした日の夜明け、別れも告げずに部屋を抜け出した彼女は、覆面ジャーナリストにUSBデータを渡すべく待ち合わせ場所へと向かうのですが、突然現れたドローンの攻撃によりジャーナリストは死亡。自身も謎のテロリストに追われる身となってしまいました。

まあ、結局もうニックに助けを求めるしかないですよね。ということで「俺、捨てられた!?」と裸でブチ切れ中のニックに着信がいきますが、最初は怒り心頭でケイのSOSを微妙に聞いていません。でもまあ、速攻許しちゃいます......なにせ彼女にベタ惚れなのですから。
強さでいうと傭兵レベルの彼は、ドローンの監視を華麗にかわしながらケイのピンチを救い、所属するASI社(防犯エージェント)が所有する秘密のシェルターへと彼女を匿うことに。常にケイに構って欲しそうにムズムズしつつも、犯人を追いつめるべく腐心する頼もしい男です。

今回は女性生物学者がヒロインということで、生物兵器を駆使した薄っすらリアリティを感じさせる事件。本作のように、DNAを利用して個人攻撃が可能なウイルスが開発されるなんてことはいつか現実になるのでしょうか?
このウイルスちょっと効率悪いよね?とか、この方法じゃ犯人を撒けてないんじゃないかな?とか、敵も味方も時々うっかりさんなところがとても心配になるのですが、フェリシティをはじめとしたASI社員たちの優れた仕事ぶりや社内カップルのイチャ付き具合は前作に比べてもグレードアップしており、その無敵感に本シリーズの醍醐味を感じる人も多いはずです。

読みどころはニックの強すぎる愛です。愛が渋滞している、ということに尽きます。どんなに殺伐とした状況でも息をするように愛を語らおうとするニックですが、それがまた彼の頼もしいところでもあります。ヒロインがどんなに辛い状況でも、逃げずにしっかり受け止めてくれる、そんな胸板厚い系男子がお好きな読者さんにおすすめの一冊です。

2018年9月21日 17:47

コメント(0)

Comment

コメントする

ページの先頭へ