佐伯一麦さんの新著『光の闇』の発売を記念して、第一話「鏡の話」の朗読データを配布いたします。
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『光の闇』 佐伯一麦 著
4月25日発売 四六上製 216P 定価1680円(税込)
内容紹介:
電気工をしていた20代にアスベストの被害で肋膜炎にかかり、以後、喘息の持病を抱えながら作家活動を続けている、私小説作家・佐伯一麦氏の連作短篇集。
聴覚障害の夫婦、義足の女性、声帯を失った作家、嗅覚障害を患った寿司屋のおかみさん、盲学校の先生と生徒たち、そして記憶を失った板前の話……。
アスベスト禍による身体的欠損感覚を抱え、その欠損と共生する日々と、障害を持つ人々との対話から「欠損感覚」を探っていく物語。
目次:
鏡の話/水色の天井/髭の声/香魚/……奥新川。面白山高原。/空に刻む/光の闇/二十六夜待ち 全八章。
1959年仙台生まれ。1984年「木を接ぐ」で海燕新人文学賞。90年「ショートサーキット」で野間文芸新人賞。91年「ア・ルース・ボーイ」で三島由紀夫賞。97年「遠き山に日は落ちて」で木山捷平文学賞。04年「鉄塔家族」で大佛次郎賞。07年「ノルゲ」で野間文芸賞受賞。