『夫のちんぽが入らない』全国の書店員さんたちより反響続々!

一覧ページでは表示しきれなかったのですが、全文をお読みいただきたいレビューをお寄せいただきましたので、本ページにてご紹介させていただきます。

何もかもを「当たり前」だと思っている「普通の」人達にはなかなか気付けない「小さくても大きな奇跡」

昨日受け取りまして先程一気に読み終えました。
読み終わった直後、「うわー……」という言葉が自然と口から漏れて
それまで堪えていた涙がほろりほろりと、流れ落ちました。

著者であるこだまさんと、状況は違えど自身の状態が被るところが正直何点かあり、情けないことに読み進めるうちに、胃がキリキリと痛み胸が苦しくなり……それでも、途中で本を閉じる事はとてもできませんでした。どうしても、できませんでした。

幼い頃から常に自分に自信がなく、自分なんかがこうやってここに存在していていいのだろうかという葛藤。常に母の顔色をうかがってしまうところ。自分でなんでも解決しようとして、最終的に体が弱るまで自身を追い込んでしまうところ。生き続けていていいのかと悩み続けてみたり、時には前向きに自分の人生と向き合う心を持ち、大切な人を思うこと、守ること、そして自分自身を守るための行動を、逃げる事と感じてしまうところ……。全部全部、私とこだまさんとの共通点だとおこがましくも感じつつ、読み進めていきました。

そしてなによりも、ああ、この人も沢山沢山周りの目を気にしながら、沢山沢山戦いながら、それでも自分の事を価値のない人間だと思い続けてきたのだな、と。
どれだけ辛く苦しい中で、周りの声や目を気にしながら、自分を押し殺して生きてきたのだろうと考えたら、ぎゅーっと胸が締め付けられて、目の前にこだまさんがいらしたら、抱きしめてあげたいと、年下の分際ながらもついつい思ってしまいました。

当たり前のことが、突然できなくなる。これほど辛いことはありません。そして、周りの人は当たり前にできることが自分には一生できないのだという絶望感も、どんなことであれ、味わった人にしかわからないことでしょう。

私事になりますが、もうかれこれ15年近くとある持病と生きております。こだまさんのように、免疫性の疾患ではありませんが「線維筋痛症」という全身のどこかに激痛が常におこり続ける病気にと共に生きています。(今は無事病名もわかり薬もある程度効くものがあるため、少しだけですが書店員として働くこともできております。)

発病当初は私も突然の激痛で、お箸もお茶碗も持てなくなり、シャワーの水圧すら痛く、お布団も重くて痛くて掛けられない。家の中を一人で歩くこともままならない。どんな検査をしても悪い数値も場所もみつからないのがこの病気の特徴です。

まさしく原因不明。こだまさんが、旦那様とだけ繋がれないことは、そんな自分の人生と重なるような思いでした。
どうして、他の人がなんの苦も無く普通にできることが自分にはできないのだろう。
こんな私でごめんなさい。
こんな娘でごめんなさい。
こんな妹でごめんなさい。

何度もそう思いつつ今まで生きてきました。こだまさんも、そんな負い目を感じつつ生きてきたのではないでしょうか。何よりも愛する人と「だけ」、繋がれない。こだまさんも、旦那様も、他の人とは繋がれるのに。

どんなにどんなに辛かっただろう。
どんなにどんなに苦しかっただろう。

切なくて悲しくて、胸が苦しかった。

「当たり前」のことなんて、この世に一つもないのです。「いつだってできること」なんて、この世に一つもありえないのです。自分自身の人生に、いつ何が起こるかなんて、誰にもわからないのです。
だからこそ、「なんのために、誰のために、誰と幸せに生きていくか」を真剣に考えながら生きていくことはとても大切だと心から思っています。

でも、一番大切なことは、「自分が自分のために、自分らしく幸せにいきていくこと」なのではないかと、こだまさんの体験を拝読し改めて実感しました。

きっとこれからも、お二人は支えあいながら生きていくのでしょう。自分以外の女性と(例えそういうお仕事の女性とでも)、愛する人が体を繋げている事実は、正直とても堪えると思います。やるせなく、辛く切ない思いでいっぱいでしょう。

けれども、こだまさんも旦那様にも、それぞれ病気や悩みを抱えつつも、自分の子供のような大切な生徒さんがいる。あんなにこだまさんを苦しめた生徒までもが、何年も後になってもこだまさんに助けを求めてくるのも、旦那様の学校の生徒さんが、何か問題を起こした時に自分の担任よりも、旦那様に頼ることも、子供たちがこだまさんのことも旦那様のことも、心から慕っているからこそです。

これもまた、絶対的に「当たり前」のことなんかじゃないのです。「当たり前」のことではなければなにか。それは、時に必然であり、時に偶然であり、時に「奇跡」となると思います。人は、奇跡を繰り返しながら生きていくのです。どんな人だってきっと。

大きな失敗すること。人間関係で悩むこと。心を病むこと。体を病むこと。そして愛する人と体を繋げられないこと。

いらない奇跡も沢山あります。むしろ起きなくてもいいことしかないと思うことばかりなのが人生なのかもしれません。それでも。それでも、この世に生まれ、人として歩むこと自体が大きな奇跡だと思います。そして、それらの困難が何度形を変えてやってきても、最期にはどんな事だってはねのけて笑顔で生きていくだけの力をつけることができる。

大きな大きな波をこれからも山のように越えて、何もかもを「当たり前」だと思っている「普通の」人達にはなかなか気付けない「小さくても大きな奇跡」に、これからも今まで積み重ねてきた経験と視点で、沢山気づいて生きていくであろうお二人に心からのエールを送り、この素晴らしいこだまさんの人生の体験談ともいえる書籍の感想とさせて頂きます。

長々と失礼致しました。
(夜通しで朝から何度も書き直してちょっとテンションおかしくなっているところが多々あるかと思います。こだまさんや旦那様に不快な思いをさせてしまうようなことを無意識に書いてしまっていたら申し訳ありません)

どうか、多くの方にこの書籍を読んで頂けたら嬉しく思います。
皆の心の中にも多かれ少なかれ、必ず「こだまさん」は存在すると思うので……。


戸田書店静岡本店 金澤恵子さん

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