Editor's Choice 編集者イチオシ本

運のトリセツ

 この本では、“運”がよくなるちょっとしたコツを、脳科学者の黒川伊保子先生が「脳のはたらき」をもとに教えてくれます。
運さえよくなれば、

彼が、メールの返信をくれない。気持ちがすれ違っている。
友達のしあわせを素直に喜べない。
自分では、いい提案をしているつもりなのに、なぜか採用されない。
最近、シミやシワが気になる。それに太ってきたような気がする。
なんだか、イライラしがちで、つい甘いものに手がのびてしまう。

なんて悩みはたちどころに吹き飛んでしまうでしょう。
でも、“運”なんて人間の力ではどうにもならないもの、なんで脳科学が役に立つの?

もしかしたらそう思われ方がいるかもしれません。
しかし、この本を読めば、“運”と“脳”の深い関係性が驚くほど簡単にわかります。

本書で紹介されている「運がいい人」の一例を。

著者は企業コンサルタントをしているので、仕事柄、多くの事業家に会うとのこと。
その中で、成功している組織のリーダーたちに共通しているのが、「周囲を笑顔にする力がある」点。
これは、「運がいい」といわれる人たちに必ず備わった力なのです。

人には「ミラーニューロン」という脳神経細胞のはたらきで、相手の表情を反射的に自らの脳裏に写し取ってしまう能力があります。
目の前の人間が満面の笑みになれば、つられて笑顔になってしまうのではないでしょうか。

そして、大事なことは、感情は表情をつくるけれど、表情もまた感情をフィードバックしてしまうということ。
つまり、嬉しくなくても、嬉しい表情筋をつくれば、気持ちがなんとなく華やいでくるものなのです。

ということは、嬉しい表情をしている人は、その表情筋を周囲に写し取らせ、嬉しい気分を起こしやすくしているということ。
嬉しい表情の人の周りでは、人々が前向きになるので、ことがうまく運びやすい。
結果として、「運がいい人」といわれることになるわけですね。

このように、“運”と“脳”の関係をわかりやすく紹介した例がこの本には溢れています。
ぜひ本書を読んで、運がいい人生を手に入れてみてはいかがでしょうか。

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