親子ごっこ

著者名

浅野ゆう子

判型

定価

1466円(本体1333円+税)

発売日

1998/12/01

ISBN

9784594025250

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この本の内容

女優・浅野ゆう子は父親の顔を知らない。彼女が3歳のときに、父親は妻と娘を捨ててしまった。それ以来、彼女は父親の姿はおろか、声を聞くことさえなく育ってきた。それから30年の月日が流れていた。
 親戚からの一本の電話が状況を変化させた。彼女の父親が癌だという。しかも、余命わずか三ヶ月・・・。
 彼女にとっては、それはある意味で「どうでもいい」ことだった。それはまるで、まったくの他人が癌である、という話を聞いたときとまったく同じだった。それほどまでに、彼女にとって“父親”という存在はリアリティのないものだったのだ。
 しかし、最初で最後の親孝行かもしれないとも思い、とりあえず、ということで見舞いに行く。これが、その後数ヶ月に渡る不思議な“親子ごっこ”の始まりだったのだ・・・。
 “親子”とはいったいどういう関係なのでしょうか、30年間会っていない父親と娘との間にも親子関係というものは成立するものなのでしょうか。本書はこの複雑な問題を、浅野ゆう子が自らの体験を踏まえて挑む物語です。30年ぶりの再会から、父親の死に至るまでの日々を赤裸々に描いたこのノンフィクションは、巷に氾濫する「タレント本」とは異なる、まったく新しいタイプの読み物といえるでしょう。子供を持つ親はもちろん、親との距離感を喪失している子供にとっても必読の書です。

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