出ないクギは捨てられる

著者名

ムツオ・寺尾

判型

定価

1257円(本体1143円+税)

発売日

1998/12/01

ISBN

9784594025939

ジャンル

シリーズ

関連タグ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 

この本の内容

ボクらサラリーマンは、バブルの時も今もそんなに変わらずに取り敢えず一生懸命働いてきました。それなのにボクらと関係ないところで景気が変動し、最近ではもっと働かなきゃダメ!とやけにあおられるようになってしまいました。しかも、この不況はもっと深刻になるみたい。これから、どうしたら良いのでしょうかネェ。
 そんな素朴な疑問にズバリ答えたのが本書です。
 著者はビリッケツでライオン油脂に入社し、当初はダメ社員を絵に書いたように失敗の連続。営業が合わないのではと悩み、神経性の慢性胃腸病になり、肝心の得意先に行くと“大”をモヨオシ、大変だったそうです。でも、ビリという自覚をバネに「実社会は頭より知恵と行動力」と一念発起。簿記学校に通い、その卒業証書を手に人事で異動を希望しました。願いが叶って配置替えとなり、異動先はラッキーにも宣伝部。以後、“水を得た魚”のように元気になり、宣伝一筋のサラリーマン生活を送るようになりました。
 その活躍の一部を紹介すると、エメロンの「振り向かないで」キャンペーンや「細腕繁盛記」「8時だよ全員集合!」のネーミングなど。通算48年間を広告畑で過ごし、後年は営業、マーケ全般を見る副社長に。現存は相談役に就いています。
 そんなライオンでの経験を描かした「ビジネスの虎の巻」が本書なのです。読みやすく、一つのテーマを見開き単位で紹介。「将を射んと欲すれば将を射よ!」「『ついで』に気をつかえ」など、一つ一つが実体験に基づいたサラリーマンのための処世訓。全部で59項目詰まっていますが、さらに著者の友人の仕事の達人=桂田電通副社長、日枝フジテレビジョン社長、辻サンリオ社長など、計12名の“人生訓”もコラムで登場。
 どうやら、ツライ時代厳しい職場を明るく元気に乗り切るためには“とんがらないと”ダメみたいです。

著者プロフィール

シリーズ一覧

ページの先頭へ