残酷な夜

著者名

ジム・トンプスン

判型

四六変判

定価

1572円(本体1429円+税)

発売日

2000/04/27

ISBN

9784594028961

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この本の内容

『内なる殺人者』には上品な要素は皆無だ。読み直してみて一番驚いたのは、ジム・トンプスンがどれほど書きたい放題に書いているか(そして〈ライオン・ブックス〉がどれほど好きなように書かせたか)ということだった。なにしろアメリカ映画ではブラジャー姿の女性を登場させることが禁じられ、『チャタレー夫人の恋人』を所持していれば――少なくとも理論上は――投獄される可能性があった時代なのだ。

著者プロフィール

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ジム・トンプスン
1906年生まれ。職業を転々としながら作家活動をつづけ、42年に初長編を出版。49年に犯罪小説に転じ、その後、ペイパーバック・オリジナルを書きとばす。50年代なかば、S・キューブリックの映画製作にかかわる。小説が斜陽となると、TV脚本にも従事。作品がすべて絶版の状態で、77年に死去。死後、ようやく作品の再評価がはじまった。

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