著者名

柳美里

判型

四六判

定価

1540円(本体1400円+税)

発売日

2007/07/24

ISBN

9784594054045

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この本の内容

「どれだけ、あの日に立ち返ったことか――。あの日、私が外泊しないで、二人で国立がんセンターに診察に行っていれば、東の癌は初期で見つかり――命を落とすことなく、今も生きていたわけです。その罪は重いです。東を失うという罰を受けても、罪が消えるわけではありません」東由多加と柳美里が出逢い、別れ、死に際に立会い、死者からの言葉が綴られた、衝撃的な傑作小説。

著者プロフィール

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柳美里
’68年神奈川県生まれ。高校中退後、劇団「東京キッドブラザース」に入団。’93年、『魚の祭り』で第37回岸田國士戯曲賞を最年少受賞。’94年、初の小説作品「石に泳ぐ魚」を「新潮」に発表。’96年、『フルハウス』で第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞受賞。’97年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。’99年、『ゴールドラッシュ』で第3回木山捷平文学賞受賞。’01年、『命』で第7回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞。近著に『8月の果て』『雨と夢のあとに』『月へのぼったケンタロウくん』など。

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