チャイナハッカーズ

著者名

ウラジミール

判型

四六判

定価

1650円(本体1500円+税)

発売日

2014/05/21

ISBN

9784594070502

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この本の内容

近年、我が国やアメリカは中国からと思しきサイバー攻撃を日常的に受けている。米セキュリティ会社・マンディアントが2013年春に発表したレポートによれば、中国人民解放軍直下の大規模なサイバー攻撃部隊が、米軍や関連企業、マスコミへサイバー攻撃を仕掛けているという。
 しかし、サイバー攻撃の世界はなかなか「裏」の取れない話で、マンディアント社のレポートも具体的証拠は示されておらず、「疑惑」のままで終わっている。
日本はもとより、アメリカでさえ、中国のサイバー攻撃部隊の実態について知る人はほとんどおらず、公的なレポートや関連書籍もほとんどない状況だ。
 本書では20年近く、中国のハッカーたちと交流を深めてきた著者による、日本初の「中国ハッカー」の全容と歴史を解説する。
 2000年代以降の米中ハッカー戦争や、対日サイバー攻撃で暗躍したハッカーたちの姿、悪質なウイルスを作ったハッカーたち、現在のIT業界で活躍する元ハッカーたちのそれぞれの人物像に迫る。そして、かつて中国最大規模と言われた愛国反日サイト「中国鷹派連盟」の元リーダーへのロングインタビューも掲載。
 また公然情報から、政府系・軍のサイバー部隊や現役反日サイト管理人を追跡してきた著者による「合法ハッキング」事例を具体的に紹介。ほとんど知られていない、政府系サイバー部隊の実態や活動内容にもスポットをあてて、解説していく。

目次

第1章
衝突―――マンディアント・レポートとスノーデン――米中サイバー戦争の裏側
絶妙なタイミングで発表されたマンディアントの報告書
中国サイバー部隊の具体的名称と所在地を初めて暴いた
明確...
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著者プロフィール

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ウラジミール
早稲田大学除籍。(株)喜陽社代表取締役。サイバーテロ研究専門家として英中韓国語を駆使し、中国、北朝鮮を中心に、おもにアジア地域のサイバーテロリズムに関する情報を収集分析している。月刊誌『正論』、『ウェッジ』などで、おもに北朝鮮に関する記事を多数寄稿。『サイバー北朝鮮』(白夜書房)。訳書に『ハッピー・ハッカー』(白夜書房)など

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