すきあらば 前人未踏の洞窟探検
洞窟ばか

著者名

吉田勝次

判型

四六判

定価

1540円(本体1400円+税)

発売日

2017/01/11

ISBN

9784594076252

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この本の内容

「なぜ洞窟か?」と聞かれれば、「そこに未知の世界があるから」。
17㎝の隙間があれば身体を押し込み、泥にまみれ、ロープに吊り下がり、落石で肩を砕かれたこともある。そこに現れるのは、荘厳な鍾乳石のホールであり、何十メートルもそびえ立つ氷の柱であり、水の張った美しい棚田のプールであり……。地下には想像を絶する素晴らしい世界が広がっている。
しかしそれ以上に吉田を駆り立てるのは「未踏」だ。人類で初めて自分が足を踏み入れる空間。その興奮が吉田を洞窟のとりこにした。

ロープ1本で400メートルの縦穴(東京タワーがすっぽり入る)を下りる恐怖や 最長では11日に及ぶという洞窟内での過ごし方(排泄物は持ち帰る! )、 ベトナムで見つけた火山洞窟があとから大発見だと判明したりなど、 洞窟探検譚はもちろん、洞窟内で遺体を発見した仰天エピソードから、真剣に取り組む洞窟ガイド育成まで、「洞窟のおかげで人生が豊かになった」という洞窟愛がこれでもかと詰まった1冊。

破天荒な行動と憎めない人柄、何よりも、洞窟にかける情熱とときめきに、こちらまで胸が熱くなる。人なつっこくて怖がりで、ロマンチストで、たまにアホ。
読んだら元気が出ることは間違いない。

著者プロフィール

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吉田勝次
1966年、大阪府生まれ。20代後半で洞窟にのめり込み、今まで入った洞窟は国内外含め1000以上という洞窟探検家。(有)勝建代表取締役、(社)日本ケイビング連盟会長。洞窟のプロガイドとして、テレビ番組での洞窟撮影、学術調査、研究機関からのサンプリング依頼、洞窟ガイド育成など、洞窟に関わることならすべて請け負う。洞窟をガイドする事業「地球探検社」、洞窟探検チーム「JET」、洞窟探検プロガイドチーム「CiaO! 」主宰。

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