■はじめに
「将棋を指すときの思考法」でロジカルに物事を考える
~他人と違う視点を持つためのメソッド~
■駒で性格分類
まずは性格タイプ分類から。あなた、同...
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■はじめに
「将棋を指すときの思考法」でロジカルに物事を考える
~他人と違う視点を持つためのメソッド~
■駒で性格分類
まずは性格タイプ分類から。あなた、同僚、上司、部下、得意先はどの駒?
自分を知って、相手を知る。コミュニケーションは「対局」だ。
■駒の動かし方 ~8種類の駒はここに動ける
■本書の凡例と用語集
■ビジネスに役立つ将棋ロジック85+名棋士から学ぶロジック15=100
001 プロジェクトに参加するなら自分の適性を見極めてから
あなたは「金」タイプ? それとも「銀」タイプ?
002 素直に失敗を認められる人こそ大きな信頼を得られる
自分で「負けました」と口に出すのが将棋
003 打ち合わせを重ねるより多少のリスクはいとわず即断即決
「安全勝ち」より最短距離で決めろ
004 “折衝中"の案件を多く抱えている人ほど仕事がデキる
「駒が3つぶつかっていたら初段」複数箇所で戦う
005 1人であれこれ動き回らずに仲間と連携プレーで正面突破
「飛車+銀」の協力でゴリゴリ攻める「棒銀戦法」
006 斬新なアイデアは直線的ではない
「斜めの視点」から生まれる 斜めに利く
「角」が「妙手」を導く
007 想定内のビジネストークより感じたままのひと言が効く
「わかりやすい最善手」に勝る「意表を突く手」
008 ■藤井聡太ロジック1
「詰将棋」で鍛えた少年時代 12歳で全国優勝~4連覇
脳内での「仮想訓練」が判断力を早くする
009 相手が「ウン」と言うしかない状況を先回りして作る
無理に「詰ます」より「玉」の逃げ道で「待ち伏せ」
010 自分をフォローしてくれる人をいつも周りに置く
「金なし将棋に受け手なし」「玉」のそばに「守備駒の金」
011 前に出るばかりじゃ能がない 一歩引いて部下に任せてみる
「金は引く手に好手あり」守備に専念させる
012 主力2人+斬りこみ役2人のカルテットでうまくいく
「攻めは飛角銀桂で」理想的な布陣
013 ■藤井聡太ロジック2
小5で『竜馬がゆく』読破 趣味は読書でジャンル多彩
ふだん読まない本を読んで視野を広げる
014 外回りの営業マンにも企画立案に加わってもらう
強力な攻め駒を自陣に打つ高等戦術「自陣飛車」
015 他社も含めて関係各所のキーパーソンにあいさつや根回し
攻め込む前に敵の急所へ「利かしの歩」を入れておく
016 トイレの清掃員にもきちんとあいさつができる人に
「将棋は、礼に始まり礼に終わる」
017 無鉄砲な人こそ煮詰まった状況の打開に役に立つ
「香車」でムリヤリ敵陣突破 持ち駒にしておきたい
018 ライバルにも情報をさらけ出すことで成長する
「感想戦」は上達の早道 「読み筋」披露で意見交換
019 エースだけで仕事は回らない たんたんとこなす人も必要
「歩のない将棋は負け将棋」歩切れを避ける
020 企画をスタートする時点でリスクヘッジは済ませておく
「玉」を囲ったら「端歩」を突いて逃げ道を作る
021 ■藤井聡太ロジック3
トッププロに「引き分け」号泣した小2の藤井少年
失敗した悔しさを「まあいいや」で済まさない
022 社運を懸けたプロジェクトは社内調整をしっかりと
ガンガン攻める前にガチガチに守る「穴熊戦法」
023 細かい損得よりよそに先んじてキーパーソン と緊密な関係を築く
ときには「駒の損得」より「スピード」を優先
024 バックアップ役を1人置くだけで仕事は順調に回り始める
「金底の歩 岩より堅し」金の下に歩で鉄壁の守りに
025 対面のやりとりで即決断することが当たり前になるクセを
「10秒将棋」の訓練で瞬発力を養う
026 ■羽生善治ロジック1
勝負どころで飛び出す「羽生にらみ」の効用
ふだん見せない表情で相手を威圧
027 現場仕事を楽しむためにあえて昇進しない道もある
「銀は不成に好手あり」 斜め後ろを活かす
028 ライバルに勝つにはまず自分のサポート役を固めていく
厚みで押す「位取り戦法」「位を取ったら、まずその確保」
029 ガード役的な人材でも2通りのタイプに役割分担を
守備の「金」「銀」の配置は適材適所で
030 八方ふさがりの状況になったらリーダー自ら直談判へ
王将が自ら敵陣を突破する「入玉作戦」
031 ■羽生善治ロジック2 「羽生の手が震えたら勝ち」
敵の戦意を奪う「勝利の儀式」 成功したときの“決めポーズ"を作っておく
032 ギリギリで浮かんでくる「土壇場の直感」はアテになる
「秒読み」での正解は「最初に浮かんだ手」
033 直接口を出さず間接的に人を動かすほうが好結果に
「角」は遠くから打つ手に好手あり
034 エキスパートになれば仕事は向こうからやってくる
まずは1つの「戦法」を究める
035 ふだんフラフラしている社員はフットワークが軽快なもの
「銀は千鳥に使え」まっすぐよりジグザグに活用
036 優秀な部下1人より並の2人を抱えるほうが効率が上がる
「2枚換え」は積極的に 「大駒1」を「小駒2」と交換
037 ■羽生善治ロジック3 ドン底の時期から復活
史上初の「永世七冠」達成 追い込まれたときこそ「一気に飛躍」の絶好機
038 相手が強引な手法できたら時間を置いて対処する
「飛車・角・香」を近づけて受ける「中合」の術
039 得意先とトラブルになったら新たな企画を持っていく
不利になったときは別なところでも戦いを
040 飲み会で所在なさげな人は話しかけると心を開く
「浮き駒」を狙え! 駒同士の連携を高め
041 細かい気配りのリスクヘッジがプロジェクト成功への近道
将来「取られそうな駒」は事前に逃がしておく
042 難攻不落の相手は「裏側」からアプローチすると有効
「穴熊」は正面から攻めず裏口の端から攻める
043 安易なセオリー依存は危険 自分の頭でも考えてみる
「定跡を鵜呑みにするなかれ」丸暗記は意味がない
044 とっておきの企画を温め過ぎると絶好のチャンスをロスすることに
「まだ早い」ぐらいが絶好の「仕掛け時」
045 出向先で揉まれてきた社員が社内に戻ればよき見本になる
「馬は自陣に引け」 成った角は金銀3枚の守備力に匹敵
046 ■羽生善治ロジック4 趣味であるチェスも名人級
全国大会で優勝経験も! 自分の専門ではないが近いことにチャレンジ
047 いいアイデアが浮かんでも固執せず違う発想もしてみる
「三間飛車」「四間飛車」自由に軌道修正の「振り飛車」
048 新規のプロジェクトはひと呼吸置いてから実行に移す
「桂馬」は狙った場所からあえて離して打て
049 同時に対処できない問題はあきらめるほうをシビアに選択
「飛車・角両取り」両方一緒には逃げられない
050 「この話は危ない」と感じたら早めに撤退する準備を
「玉の早逃げ」は後で何手もの得になる
051 ■加藤一二三ロジック1
タイトル戦の旅館で注文「庭の滝を止めてくれ」
交渉事ではあえてムチャな申し出という手も
052 打ち合わせは自分のペースで駆け引きには乗らない
ベテランらしいしぶとい「盤外戦術」に注意
053 ラフなミーティングでは積極的に中央の席に座ることが自分の成長に
「5五の位は天王山」中央を制すれば戦いを制する
054 人の心をつかむには常に相手の考えの先を見通す
「3手の読み」をさらに進めて「5手の読み」に
055 パワポを覚えても「説得する言葉」を磨かないと心には届かない
「定跡」を覚えるよりもまず「寄せ方」を学ぶ
056 周囲のサポートをスパッと絶ち1人で企画を立ててみる
あえて「玉」を囲わず戦う「居玉戦法」
057 成功しても油断せず セールスポイントを重ねて強調
「勝ち筋」が見えたらまずひと呼吸置く
058 ■加藤一二三ロジック2 昼夜2食「うな重」を40年!
その狙いは「決断力の温存」 決めることを減らすルーティンの確立
059 パターン化された思考は地雷を踏む判断ミスのもと
「プロの将棋では王手飛車をかけたほうが負け」
060 大胆な企画はすぐに提出せず手元でみっちり練ってから出す
後戻り不能な「桂馬」は調子に乗ると「歩のえじき」
061 ベタな会話を心がけると相手に好感を持たれる
「寄せは俗手で」 かっこよさは不要
062 自分にプラスにならない会合の日には先に「勉強会」を入れておく
急所はお互い同じ「敵の打ちたいところに打て」
063 「無気力社員」に見えても 適役に据えると思わぬ成果が
隅で働いていない「遊び駒」を戦いに加える
064 ■加藤一二三ロジック3
対局中に相手の背後に立ち後頭部越しに手を読む!
誰かの仕事を代わりにやると違った視点が
065 交渉事ではイニシアチブを握るためにどんどん提案
「先手先手の攻め」で局面の主導権をキープ
066 ひと筋縄ではいかない相手には有無を言わさずたたみ込む
手強い相手には「急戦」で一撃必殺を狙え
067 ミスをどうリカバーするかがのちのち自分の財産になる
「悪手」を指した直後こそ考えどころ
068 ■加藤一二三ロジック4
1手になんと7時間も長考! 「将棋は深い」と悟る
1つの案件を突きつめると世界が開ける
069 トラブルの火種はパッと見気づかないところにある
うっかり見落とすと命取り「角筋」にご用心
070 小さな仕事でも地道にコツコツ進めれば大きな成果が
「歩」も敵陣まで進めば「と金」になる
071 「この件なら何時間でも話せる」ネタのジャンルをいくつか用意
「この形に持ち込めば負けない」得意形を持つ
072 小うるさい取引先にはウマの合う社員を1人あてがう
敵の「桂」を跳ねさせないように打つ「桂頭の銀」
073 話がうまく進んでいるときこそ“落とし穴"のチェックを
「必勝の局面」でも「トン死」には要注意
074 リーダーの心をつかむには周囲の人物を味方に
「玉は包むように寄せろ」左右から挟み撃ちに
075 1つの案を深掘りし過ぎず常に第2案も用意する
「1つの手を深く読み過ぎない」ことも重要
076 顧客や同僚の何気ない行動から心理を読み取る
「棋は対話なり」将棋は対局者同士の会話
077 トリッキーな交渉にはワナが……対策は前もって考えストックを
下手に対処するとつぶされる奇襲戦法=「ハメ手」にご用心
078 ■米長邦雄ロジック1
後輩棋士に「教えてください! 」と頭を下げて名人に
最新情報はプライドを捨てて若手社員に聞く
079 企画を「後出し」するほうが有利な展開に転がる場合も
先に攻めるのが不利と見たら「1手パス」の手を指す
080 忙しくないときこそ「自己投資」に励んでみる
「有効な手」ナシなら守備「自陣に手を入れる」
081 「なぜミスをしたのか?」原因を掘り下げ次 を見据える
「悪手」は最高の教材 棋譜を振り返り発見
082 リスクテイクに対してひるまない積極性が好結果を生み出していく
ノーガードで中央制圧を狙う「ゴキゲン中飛車」
083 納期までの作業内容を逆算 計画はあえて前倒しに
終盤は常に「攻めの速度」を計算する
084 強引に返事を求めずゆるく迫ることで信頼を得る
「王手は“追う手"」ただ追えば逃げられる
085 相手の思惑が読めなくても誘いに応じると有益なことも
迷ったら全部「同歩」腹を決めた対応
086 ■米長邦雄ロジック2
米長哲学「相手にとって大事な一局なら手を抜くな」
「重要な仕事」の判断は自分より相手の立場で
087 相手のやり方に合わせれば 視野と知識がぐっと広がる
「相手の得意戦法」にあえて乗ってみる
088 あえてマニュアル対応を遠ざけることで好感度UP
「定跡」から離れた瞬間に「自分らしい手」が浮かぶ
089 ごく当たり前の気遣いや人としてのマナーをあなどるな
「駒はまっすぐに置け」持ち駒は見やすく
090 社員同士のリレーションで5の力を10に変えていく
「駒の連携」を第一に考える 小駒のアシストで敵陣に
091 ■升田幸三ロジック3
13歳で家出して書き置き「名人に香車を引いて勝つ」
荒唐無稽と思えても文字で書くと現実に
092 簡単にできるライフハックは早めにやっておく
すぐに囲えて堅く守れる「美濃囲い」
093 ルーティンワークを再考して新たな仕事のスタイルを発見
「定跡を疑う」ことから「新戦法」が生まれる
094 一見ベタな企画のほうが人の心をつかむこともある
「俗手の好手」シロウト考えを侮るな
095 「脳内シミュレーション」が根付けばパワポは不要
「頭の中に将棋盤」を作ってみる
096 ■升田幸三ロジック4
「素人の奇襲戦法」を名人戦で! 「升田式石田流」
「素人考え」は常識破りなアイデアの宝庫
097 1日の行動を振り返ることでライフスタイルを再検証する
対局後には「指し手」のすべてを思い出してみる
098 ペン、手帳、カバン 仕事道具は頑張って高級な物を持つ
「高い盤と駒」を買うのは上達の早道
099 お堅いクライアントはガード下の横丁に誘え
「金は斜めに誘え」 下がりにくさがポイント
100 名刺の持ち方や渡し方1つであなたの評価は大きく変わる
「正しい駒の持ち方」をまず覚えておく
■将棋の「戦法」を分類してみると
■11の戦法はここがビジネスに結びつく
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