日本史の深層

著者名

矢作直樹

判型

新書判

定価

1210円(本体1100円+税)

発売日

2018/12/02

ISBN

9784594081157

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この本の内容

東大病院救急医療の現場で15年間、生と死を見てきた医師が伝える“命の連続"としての歴史

「なぜ命への向き合い方が戦前と戦後生まれで違うのか?
日本人が“戦勝国側の歴史"を押し付けられ“自分たちが何者か"見失ったからです」

本書では「歴史の真実」を知りたいと願う方々のために、歴史の授業や一般的な歴史の本では取り上げられない「歴史のウラ側」を紹介いたします。歴史をウラ側から眺めることによって、同じ歴史的事実でも立場が異なると見え方がまったく違ってくるということを体験していただけると思います。その体験の積み重ねによって、みなさまが今後「客観的な歴史」を学ぶ際のヒントになることを期待します。
(「はじめに」より)

【目次より】
約1万6500年前[縄文文化]世界の歴史上、最も古く長く続いた平和な時代
約2700年前(神武天皇元年)[神武天皇即位]天皇は日本人の要
604年[聖徳太子、十七条憲法を制定]十七条憲法の中に日本という国そのものが入っている
1603年[徳川家康が征夷大将軍に就任。江戸幕府を開く]現代日本に連なる経済と生活のインフラが築かれた時代
1866年[薩長同盟締結]下級武士たちの活躍の背後に潜む国際銀行家の影
1910年[日韓併合]「朝鮮には関わってはいけない」と福沢諭吉も警告
1931年[満州事変]「軍部支持、政府弱腰」の新聞に煽られた国民
1945年[ポツダム宣言受諾]国際法から逸脱した日本への脅迫文書
1947年[日本国憲法施行]日本が戦争を放棄しても、戦争は日本を放棄しない
2019年[天皇陛下御退位および皇太子殿下御即位]国民が天皇陛下に思いをはせることで、日本ははじめて一つになれる……ほか

著者プロフィール

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矢作直樹
1956年、横浜生まれ。1981年、金沢大学医学部を卒業後、麻酔科、救急・集中治療、内科の臨床医として勤務しながら、医療機器の開発に携わる。1999年、東京大学工学部精密機械工学科の教授に。2001年に同大医学部救急医学分野教授、同大病院救急部・集中治療部部長。2016年3月、任期満了退官。東京大学名誉教授。著書に『人は死なない』(バジリコ)、『おかげさまで生きる』(幻冬舎)、『天皇の国』(青林堂)など

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