すべての罪悪感は無用です

著者名

斎藤学

判型

四六判

定価

1430円(本体1300円+税)

発売日

2019/02/01

ISBN

9784594081348

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この本の内容

あなたの苦しさはどこからくるのか

多くの人が、根拠のない自己処罰気分に陥り、無用な罪悪感を背負っています。
それがために、自分をおとしめたり、傷つけたりしながら生きざるを得なくなっている。
それがさまざまな病のもとになっているのです。

いわゆる「良い子」や「理想的な家族」ほど、現代社会では深刻な病理を抱えています。
生きづらさに悩む多くの人は、怒り、寂しさ、虚しさ、恨みなどの感情に翻弄され、共依存や依存症、「必要とされたい病」「認められたい病」に陥っていきます。
抑圧された怒りは恨みに変質し、あなたの人生を支配してしまいます。
人は同じ人間関係を繰り返すものです。それがどんなに酷いものであっても、不思議と「不幸な人生」を繰り返す。しかし、「不幸な人生」は修復可能なのです。

この現代社会で、自分を認め、愛し、自分らしく生きるには、どうしたらよいか。
家族問題の第一人者が、あなたを縛り上げる見えない呪縛から解き放つ。

なんとなく息を吸ったり吐いたりしているのが人生です。
あなたのすること、すべてに意味があります。
あなたはしたいことをすればよいのです。

■もくじより
第1章 「苦」生きづらさに苦悩する
第2章 「愛」愛が欲しい、愛してくれる人がいない
第3章 「囚」~~すべきという呪縛から逃れられない
第4章 「恐」人間関係からはじき出される恐怖
第5章 「寂」孤独を抱え、寂しくてたまらない
第6章 「嘆」なぜいつも自分だけ不幸なのか
第7章 「怒」自分を傷つけた人(親)を許せない

著者プロフィール

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斎藤学
精神科医、家族機能研究所代表。 1941年東京都生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、WHOサイエンティフィック・アドバイザー(1995年まで)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長、家族機能研究所代表。 医学部卒業後、母校の神経科学教室で精神分析のトレーニングに入る。同時期より、国立アルコール症センターとして発足した久里浜療養所(当時)で臨床にあたりつつ、アルコール依存症など「依存症」という用語を提唱し定着させ、依存症の家族に代表される、温かさや安心感などが提供できない機能不全家族で育った「アダルト・チルドレン」という概念を日本に広めた。著書に『すべての罪悪感は無用です』『「愛」という名のやさしい暴力』(ともに小社刊)など多数。

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