決定版 日本人論

著者名

渡部昇一

判型

文庫判

定価

825円(本体750円+税)

発売日

2019/02/02

ISBN

9784594081393

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この本の内容

外国人はすでに3000万人以上来日している
すでに3000 万人以上の外国人が来日し、2020 年の東京オリンピックには4000 万人に達するといわれています。また2019年4 月から外国人労働者の受け入れ拡大が始まります。日本に滞在する外国人の数は今後も増え続けるでしょう。彼ら外国人と触れ合ったとき、私たちが問われるのは「日本人である」とはどういうことかということです。その答えを知るには、日本人というものが、どういう歴史を辿って形成されてきたかを学ぶ以外にありません。本書に、その答えが書かれています。

●目次

序章 日本人が決して失ってはいけないもの
東京裁判の「ジャッジメンツを受諾する」という重大な意味
移民・難民の受け入れは、アメリカインディアンの立場で考える
グローバル化が進んでも、世界が一つになることはない
・・・etc.

第一章 日本人がもつ「不変」の力
二千年以上続いている組織は、日本の皇室とローマ法王庁だけ
西洋の王様と日本の皇室の根本的な違いとは?.
日本人に刷り込まれている独自の宗教観「両部神道」
・・・etc.

第二章 対立ではなく融合してゆく日本人の宗教観
一神教の国では考えられない、神道と仏教の絶妙なる融合 ..
宗教戦争と無縁な日本人を作り上げた「本地垂迹説」
東京の真ん中に明治神宮という広大な森林が作られている意味
・・・etc.

第三章 日本人のDNAに潜む「もののふ」の力
武家の〝憲法〟「御成敗式目」が示したこの国のかたち
現代日本人の高い民度を作り上げた『貞観政要』 .
「元寇」を防いだのは、本当に神風だったのか?
・・・etc.

第四章 信長・秀吉・家康が、現代に残した教訓
信長に学ぶ…明確に先を見据え弊害を破壊する力
秀吉に学ぶ…周到な人間関係を編む力
家康に学ぶ…徹底したリアリズムの力
・・・etc.

第五章 一国で一つの文明をもつ国・日本
なぜ、日本は一文明一民族と言えるのか?
『源氏物語』こそ、日本が一国一文明の国の証である
文明と文化の大きな違いとは何か?
・・・etc

「まえがき」より抜粋

~皆さんも街角で気軽に外国の人と話をする機会が増えることと思う。外国人の多くは、日本のことを日本人は皆知っていると思っているし、知っていることを前提に話をしてく...
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著者プロフィール

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渡部昇一
1930年10月15日、山形県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学留学。Dr.phil.(1958)、Dr.Phil.h.c(1994)。上智大学教授を経て、上智大学名誉教授。その間、フルブライト教授としてアメリカの4州6大学で講義。専門の英語学のみならず幅広い評論活動を展開する。1976年第24回エッセイストクラブ賞受賞。1985年第1回正論大賞受賞。英語学・言語学に関する専門書のほかに『知的生活の方法』(講談社現代新書)、『古事記と日本人』(祥伝社)、『渡部昇一「日本の歴史」(全8巻)』(ワック)、『知的余生の方法』(新潮新書)、『決定版 日本人論』『人生の手引き書』『魂は、あるか?』『終生 知的生活の方法』(いずれも扶桑社新書)、『「時代」を見抜く力』(育鵬社)などがある。2017年4月17日逝去。享年86。

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