龍神の教え手帳 令和2年版

著者名

小野寺S一貴

判型

四六判

定価

1815円(本体1650円+税)

発売日

2019/09/27

ISBN

9784594082970

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この本の内容

「令和」新時代のアナタは、幸運体質に生まれ変わります。
「ガガさん。ついに令和の時代になりましたね!」

力を込めて僕は言った。ガガは妻ワカを守ってくれている龍神様の名だ。
ガーガーうるさいから『ガガ』。すごいネーミングである(笑)。

「そうなのだ! 元号には国家の繁栄と国民の平和が込められている。今年はそんな新たな祈りが加わって初めて迎える年。実にめでたいがね!!」
 ガガも嬉しそうだ。

「たしかに元号が改まったのは5月からですから、令和で1年間を通して過ごすのは初めてになりますね」
僕はうんうんと頷く。するとガガはニヤリと笑って続けた。
「しかも1年通して過ごす令和の時代には意味がある。人間たちはこの『令和』を漢字の意味ばかり追っているが、日本人本来の言葉、やまとことばでひもといてみるがね」

「やまとことば?」
美しい単語だが、詳しくはわからない。

「その昔、日本人は自然からわかる知恵の情報を言葉で表現した。肌で感じたままを言葉にして語ったのだ。それが、やまとことばさ。ならばその古の言葉で考えてみるのも、また一興だがね」

「れ」は、華麗の「れい」のように美しく綺麗なものを表し、同時に外から入ってきた、新しいものや斬新なものを表現する言葉です。なぜならもともと、やまとことばには「ら行」で始まる言葉はなかったから。

「い」は、いのちやいきる、いきいきなど、明るさや生み出される生命に関わる言葉で、率直に生命力の根源を表現しています。

「わ」は、まさに輪。みんなが輪になって団結し、共に生きる。それと同時に日本を表す「和」であり、かつての日本の「倭」にも通じる言葉です。

つまり、「れいわ」とは、国や文化を誇りに思いながら、新しいものを生み出していく。そして世界との調和を図る新たな時代なのです。

「素敵!! じゃ、そんな時代に相応しい手帳にしなくちゃ」
妻ワカが弾んだ声で言った。

「頼んだがね!! 我々龍神と日本の神様、そして人間が理解し合い、輪になって生きる。そんな手帳を作りたまえ。その三者を「れ」「い」「わ」として当てはめたワークを行い、グングン運を上げていこうではないか! タカや、すぐに取りかかるがね!」

本書「はじめに 新時代令和を迎えて」より


★帯を裏返すと和柄の波模様バージョンとなります
絶えまなく続く穏やかな波のように、「平穏」な暮らしが続くようにという意味があります。

著者プロフィール

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小野寺S一貴
作家・古事記研究者、1974年8月29日、宮城県気仙沼市生まれ。仙台市在住。山形大学大学院理工学研究科修了。ソニーセミコンダクタにて14年、技術者として勤務。東日本大震災で故郷の被害を目の当たりにして、政治家の不甲斐なさを痛感。2011年の宮城県議会議員選挙に無所属で立候補するが惨敗。その後「日本のためになにができるか?」を考え、政治と経済を学ぶ。2016年春、妻ワカに付いた龍神ガガに導かれ、神社を巡り日本文化の素晴らしさを知る。著書『妻に龍が付きまして…』『龍神と巡る 命と魂の長いお話』『やっぱり龍と暮らします。』『妻は見えるひとでした』『』うしろのおしず 龍と姥神』などの著作は累計35万部のベストセラーに。現在も「我の教えを世に広めるがね」というガガの言葉に従い、奮闘している。

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