「新型コロナウイルス」―正しく怖がるにはどうすればいいのか―

著者名

木村良一 著 , 岡部信彦 監修

判型

A5判

定価

1210円(本体1100円+税)

発売日

2020/03/26

ISBN

9784594084721

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この本の内容

緊急発刊!
世界中で感染が拡大化している「新型コロナウイルス」。
日本でも、日々感染者が増えていき、メディア、ネット、SNSではあらゆる情報が錯綜しています。いま私たちに求められているのは、正しい知識に基づく感染予防・治療です。
政府の新型コロナウイルス感染症対策本部に助言を行う、専門家会議メンバー12人のうちのひとり、岡部信彦氏監修のもと、20数年間にわたって感染症の問題を取材し続けてきた著者・木村良一氏が、最新の情報を一般の読者向けにわかりやすくまとめました。
「新型コロナウイルス」を“正しく怖がる"ための1冊です。


本書は、新型コロナウイルスの感染予防・治療につながる正しい理解を、全5章構成で示しています。あらゆる角度から新型コロナウイルスへ迫ることで、いま私たちが何をするべきなのかが見えてくるはずです。

第1章では、新型コロナウイルスの感染ルートを知ることで、効果的な予防法を理解することができます。

第2章では、新型コロナウイルスの集団感染について知ることで、日本国内での感染の段階を正しく理解することができます。

第3章では、なぜ新型コロナウイルスの感染が中国で爆発的に広がったのかを知ることができます。

第4章では、ウイルスという病原体に関して知ることで、新型コロナウイルスに対する社会全体の防疫について考えることができます。

第5章では、感染症の対策法を学ぶことで、今回の新型コロナウイルスに感染した場合の対処法を知ることができます。

【目次】
まえがき
第1章 感染ルートを知る
飛沫感染
マスクより手洗い
未知のウイルス
見えにくい感染症
ウイルスの正体

第2章 パンデミックを防ぐ
アウトブレイクとパンデミック
国内流行早期?
受信の目安
クルーズ船
屋形船

第3章 なぜ中国は爆発的感染を起こしたのか
変わらぬ隠蔽体質
死刑囚ドナーとゲノム編集ベビー
エイズ村の悲劇
香港の民主化運動
新型ウイルスの発生地帯

第4章 ウイルスという病原体の実態に迫る
新型インフルエンザ
謎の肺炎SARS
出没を続けるMERS
感染拡大と終息
ワクチンと治療薬

第5章 何が感染症対策で大切なのか
健康弱者の存在
根絶とコントロール
BSL4、P4の研究施設
薬剤耐性の問題
知識と勇気と使命感

あとがき

著者プロフィール

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木村良一
1956(昭和31)年生まれ。慶應義塾大学文学部卒。慶大新聞研究所修了。1983年、産経新聞社入社。1998年、社会部次長。2005年から編集委員。2006年から論説委員。社会部記者が長く、警視庁、運輸省(当時)、国税庁、厚生省(同)などを担当。2006年〜2008年、慶大非常勤講師。2002年に第21回ファルマシア医学記事賞、2006年に第25回ファイザー医学記事賞を受賞。著書に『移植医療を築いた二人の男──その光と影』(産経新聞社)、『SARS最前線』(扶桑社、共著)、『臓器漂流──移植医療の死角』(ポプラ社)がある。

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