コックファイター

著者名

チャールズ・ウィルフォード 著 , 齋藤浩太

判型

文庫判

定価

1155円(本体1050円+税)

発売日

2020/05/01

ISBN

9784594084851

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この本の内容

「もう俺も誰ともしゃべらない。」――加瀬亮(俳優)

ロジャー・コーマン製作の伝説的カルト映画、その幻の原作がついに邦訳なる!『拾った女』(『このミステリーがすこい!2017年版』海外編第4位)の巨匠が贈る、前代未聞の「闘鶏小説」!これぞ「男」のノワール。


1960年代のアメリカ南部。フランク・マンスフィールドはプロの闘鶏家だ。
生涯の目標である最優秀闘鶏家賞のメダルを手にするまでは、誰とも口を利かないという沈黙の誓いを立てて、闘鶏に文字通り命を懸けて生きてきた。

サシの勝負で敗れ、最後の鶏まで喪って文無しになったフランクは、復活を期して再び動き始めるが……。
乾いたユーモアと血腥い戦いの美学に彩られた、これぞ「男」のノワール。
ロジャー・コーマンの伝説的カルト映画原作にして巨匠最大の問題作が、遂に邦訳なる!〈解説・滝本誠〉


『コックファイター』は、ウィルフォード小説にあって、いや彼にとどまらない、小説界全体としても、きわめて異色の作品である。
ハーマン・メルヴィルが『白鯨』を鯨百科と化したように、ウィルフォードは『コックファイター』を「闘鶏全書」とする――。
――滝本誠(評論家)

著者プロフィール

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チャールズ・ウィルフォード
1919年アーカンソー州生まれ。幼くして孤児となり、流浪の青年時代を送ったのち、年齢を偽って陸軍に入り、めざましい戦果をあげる。53年に長編デビュー。長く不遇だったが、80年代に再評価され、カルト的な人気を得た。88年に死去。主な作品に『拾った女』『炎に消えた名画』『マイアミ・ブルース』『危険なやつら』(すべて扶桑社ミステリー)など。

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