「愛」という名のやさしい暴力

著者名

斎藤学 著 , 木附千晶

判型

四六判

定価

1430円(本体1300円+税)

発売日

2020/09/23

ISBN

9784594086022

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この本の内容

あなたの生きづらさはどこから来たのか
現代社会では、いわゆる「よい子」や、やさしい「いい人」ほど
生きづらさを抱えている。
子どもを愛するがゆえに、子どもに期待して干渉する。
そんな親からの「やさしい暴力」を免れている家庭は、今の日本には少ないかもしれない。
波風を立てず、空気を読み合って、相手の期待を裏切らないようにふるまううちに
人は自分の欲求や願望をうしなっていく。
他者の期待を読み取り、それにこたえることが「自分の人生」になっていないだろうか?
誰の役に立たなくても、みんなと同じことができなくても、あなたらしい人生はそこにある。
不安、無力感、寂しさ、怒り、罪悪感に苦しむあなたを
家族問題の第一人者である精神科医が、「やさしい暴力」から解放する。
かけがえのない「あなた」が自分らしく生きるために。

著者プロフィール

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斎藤学
精神科医、家族機能研究所代表。 1941年東京都生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、WHOサイエンティフィック・アドバイザー(1995年まで)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長、家族機能研究所代表。 医学部卒業後、母校の神経科学教室で精神分析のトレーニングに入る。同時期より、国立アルコール症センターとして発足した久里浜療養所(当時)で臨床にあたりつつ、アルコール依存症など「依存症」という用語を提唱し定着させ、依存症の家族に代表される、温かさや安心感などが提供できない機能不全家族で育った「アダルト・チルドレン」という概念を日本に広めた。著書に『すべての罪悪感は無用です』『「愛」という名のやさしい暴力』(ともに小社刊)など多数。

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木附千晶
IFF CIAP相談室カウンセラー。子どもと家族をめぐる問題を中心に社会・心理学視点から臨床・執筆活動を行う。子どもの権利のための国際NGO DCI(Defence for Children International)日本で運営委員、子どもの権利オンブズマン委員および『子どもの権利モニター』編集長を務める。「オウムの子どもたちの一時保護を懸賞する」で第12回『週刊金曜日ルポルタージュ大賞』入選。共著に『「こどもの権利条約」絵事典』(PHP研究所)、『お笑い裁判傍聴記』(自由国民社)など。著者はかなりの動物好き。本書は著者が育った街の地域猫に起こったできごとを綴った実話

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