政治と報道
報道不信の根源

著者名

上西充子

判型

新書判

定価

1056円(本体960円+税)

発売日

2021/03/02

ISBN

9784594087500

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この本の内容

「野党は“反発“、政権側は“反論“」「決定打を欠いた」「笑われる野党にも責任」……。

政策論争に沿った報道ではなく、対戦ゲームのような政局報道に終始するのはなぜなのか?

統治のための報道ではない、市民のための報道に向けて政治報道への違和感を実際の報道に即しながら検証。

「市民の問題意識と個々の記者の問題意識、組織の上層部の問題意識がかみ合っていく中で、より適切に報道は、権力監視の役割を果たしていくことができるだろう」(本文より)

「ご飯論法」「国会パブリックビューイング」の上西充子・法政大学教授が、不誠実な政府答弁とその報じ方への「違和感」を具体的事例をベースに徹底検証。

・権力者と報道機関の距離感はどうあるべきなのか?

・政府の「お決まり答弁」を生み出す、記者の質問方法の問題点。

・なぜ「桜を見る会」の問題を大手メディア記者は見抜けなかったのか?

・政権与党による「世論誘導」に、知ってかしらずか加担する大手新聞社

・新聞社はどのように変わろうとしているのか?

著者プロフィール

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上西充子
法政大学キャリアデザイン学部教授。働き方改革関連法案について活発な発言を行い、「国会パブリックビューイング」代表として、国会審議を可視化する活動を行ってきた。また、『日本を壊した安倍政権』に共著として参加、『緊急出版! 枝野幸男、魂の3時間大演説 「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』の解説、脚注を執筆している(ともに扶桑社)。共著に『大学生のためのアルバイト・就活トラブルQ&A』(旬報社)、単著に『呪いの言葉の解きかた』(晶文社)、『国会をみよう 国会パブリックビューイングの試み』(集英社クリエイティブ)

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