夢に迷って、タクシーを呼んだ

著者名

燃え殻

判型

四六判

定価

1650円(本体1500円+税)

発売日

2021/03/23

ISBN

9784594087739

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この本の内容

燃え殻の話題作『すべて忘れてしまうから』の完結編が待望の書籍化!

童話”鉛の兵隊”は、焼かれた後に心臓だけが残りますよね。燃え殻さんの言葉みたいだな。―――斉藤和義

繰り返される緊急事態宣言、武士が見える女、趣味がフットサルの男、グレーな宿泊施設、退職代行サービス、青春の使い方、破られた学級新聞、タマゴサンドと牛乳、磯丸水産の夜、首都高速を走る車の音、渋谷円山町のワンルームマンション、叩かなくてもホコリの出る人生――すべて忘れてしまうから。

自身の日々の体験を基に、いつか忘れてしまう、でも心のどこかに留めておきたい記憶の断片を、抒情的に、時にユーモラスに綴った、燃え殻による断片的回顧録・完結編。読み終わったときに、忘れていた自分の大事な記憶を思い出したり、鬱屈とした気持ちが少し楽になったり……コロナ禍の今、先の見えない毎日を過ごす私たちにそっと寄り添ってくれる一冊になっています。物語を彩る装画・挿画は『おしゃれ手帖』『ギャラクシー銀座』『クリームソーダシティ』などで知られる漫画家・長尾謙一郎氏が手掛けます。

著者プロフィール

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燃え殻
1973年生まれ。小説家、エッセイスト。2017年刊行のデビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮社刊)はベストセラーに。Netflixで森山未來主演により映画化され、全世界に配信中。著書に『すべて忘れてしまうから』『夢に迷って、タクシーを呼んだ』(扶桑社刊)、『相談の森』(ネコノス刊)、『これはただの夏』(新潮社刊)など

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