世界の「国旗・国歌」ドリル

著者名

吹浦忠正 著 , 新藤昌子

判型

A5判

定価

2035円(本体1850円+税)

発売日

2022/08/02

ISBN

9784594089924

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この本の内容

国旗・国歌は、国際理解の恰好の入口です。なぜなら、国のアイデンティティを象徴する国旗や国歌は、その国のなりたちや、その国がめざす理想を饒舌に物語っているからです。

「そうだったのか!」という気づきや発見に満ちた国旗と国歌について、本書はQ&Aのドリル形式でわかりやすく解説しています。もちろん、日本の国旗「日の丸」と国歌「君が代」についても詳しく紹介。国旗・国歌の基礎知識をまとめたコラムも掲載しています。

多くの国の国旗・国歌が一堂に会する機会といえば、東京2020も記憶に新しいオリンピック・パラリンピックや、サッカーFIFAワールドカップ、世界陸上といった国際スポーツ大会。バラエティー豊かな国旗や国歌を眺め、聴くだけでも楽しいものですが、国旗や国歌の由来や内容まで知っていれば、より興味深く観戦できるでしょう。

さらには、国際社会が混迷を深める今、国旗や国歌を通して各国の歴史背景を知ることは、問題の理解に役立ちます。2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以来、世界中でウクライナの国旗を掲げ、国歌を歌い演奏することで、連帯の気持ちを示す行動が広がりました。一方、ロシアでは、白・青・赤の国旗から、血や暴力を連想させる赤を除いた白・青・白の旗が、反戦・抗議活動のシンボルとなりました。国旗や国歌について学ぶことで、両国がどんな歴史を経て現在に至っているのかが見えてくるのです。

著者プロフィール

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吹浦忠正
NPO法人 世界の国旗・国歌研究協会 共同代表 早稲田大学大学院政治学研究科修了。1964年のオリンピック東京大会組織委員会をはじめ、1972年札幌オリンピック、1998年長野オリンピック、東京2020と、日本で開催されたすべてのオリンピック・パラリンピックの組織委員会で国旗や儀典を担当。2018年度からの6年生教科書『道徳』(日本文教出版)に「東京オリンピック 国旗にこめられた思い」として1964当時の著者のエピソードが紹介された。2019年のNHK大河ドラマ『いだてん』でも1964年当時の「吹浦青年」が俳優・須藤蓮によって演じられた。同ドラマをはじめテレビ番組で国旗考証を担当するほか、メディアへの出演は多数。国旗関連著作は約60点にのぼる。

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新藤昌子
NPO法人 世界の国旗・国歌研究協会 共同代表 声楽家 (二期会・東京室内歌劇場ソプラノ会員) コール・アンセム(国歌合唱団)主宰 桐朋学園大学音楽学部声楽科卒業、同研究科修了。1988年オペラデビュー後、古典から現代作品まで多くのオペラ・オペレッタに出演。2008年より各国大使館のさまざまな式典に招かれ国歌を独唱。現在およそ150か国の国歌を原語で歌う国歌のスペシャリスト。「東京2020オリンピック・パラリンピック」では内閣官房ホストタウン事業の「国歌アドバイザー」として、「国歌でおもてなし」をテーマに講座を受け持つ。これまでラグビーやサッカーなどスポーツの国際大会において日本と対戦国の国歌を独唱。「キリンチャレンジカップ2022」ではパラグアイとブラジル、「キリンカップ2022」ではチュニジアの国歌を独唱、世界に鮮烈な印象を与え、本国でも話題となった。

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