禁じられた館

著者名

ミシェル・エルベール&ウジェーヌ・ヴィル 著 , 小林晋

判型

文庫判

定価

1210円(本体1100円+税)

発売日

2023/03/02

ISBN

9784594094225

ジャンル

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ためし読み!

この本の内容

「ストレートで高純度の本格ミステリ。
よくぞ掘り出してくれました。
1930年代のフランスでこんな不可能犯罪ものが書かれていたとは、
ヴィンテージミステリの世界はまだまだ底が知れませんね。」
――有栖川有栖(作家)

天外消失の謎に名探偵が挑む!
フランス産探偵小説の傑作、遂に発掘!

飲食産業で成功を収めた富豪のヴェルディナージュが、マルシュノワール館に引っ越してくる。これまでの所有者には常に災いがつきまとってきた曰く付きの館だ。
再三舞い込む「この館から出ていけ」との脅迫状。
果たして雨の夜、謎の男の来訪を受けた直後、館の主は変わり果てた姿で発見される。
どこにも逃げ道のない館から忽然と姿を消した訪問者。捜査が難航するなか、探偵トム・モロウが登場し……『黄色い部屋の謎』以降の歴史的空白を埋めるフランス産不可能犯罪小説の傑作、ついに発掘!

著者プロフィール

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ミシェル・エルベール&ウジェーヌ・ヴィル
1930年代に共作の形で3作の不可能犯罪物の本格ミステリーを執筆。第1作の本書『禁じられた館』について、密室&不可能犯罪小説研究の大家ラクルブは、その結末を「デカルト的論理の勝利」と呼んで高く評価している。エルベールはジャーナリスト、作詞家としても活躍し、単著でもミステリーを何作か残している。

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小林晋
1957年、東京生まれ。 アーサー『ガラスの橋』、エルベール&ウジェーヌ『禁じられた館』、ブルース『レオ・ブルース短編全集』『ビーフ巡査部長のための事件』『三人の名探偵のための事件』、レジューン『ミスター・ディアボロ』、ダニエル『ケンブリッジ大学の殺人』(以上、扶桑社海外文庫)、ブランチ『死体狂躁曲』、ブルース『ロープとリングの事件』、ハイランド『国会議事堂の死体』(以上、国書刊行会)、ダンセイニ『二壜の調味料(』早川書房)、ブルース『死の扉』(創元推理文庫)、コックス『プリーストリー氏の問題』(晶文社)ほか、クラシック・ミステリーを中心に訳書多数。

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