脳を鍛える! 人生は65歳からが面白い

著者名

川島隆太

判型

新書判

定価

990円(本体900円+税)

発売日

2024/12/02

ISBN

9784594098865

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この本の内容

60代からこそ脳を鍛えよう!

仕事も子育てもひと段落し、時間や心理的な余裕が生まれる65歳からは、
いわば人生のゴールデンタイム。
これから「自分はどう生きたいのか」を考えてみる絶好のタイミングなのです。

食事、運動、睡眠、人間関係…。
脳トレの第一人者・川島隆太氏が教える、
認知症にならずに"上手に老いる"ための脳を鍛える習慣!

「老いることに無自覚でいると、衰えてきたことが認められずに否定的になったり、いたずらに悲観的になったりします。上手に老いるには、自分が老いること、いつかは死ぬことを受け止め、準備をする必要があると私は信じています。

生物学的死が訪れる「寿命」と、健康的に自立して動ける時間が尽きる「健康寿命」には隔たりがあります。就労条件が変化した、子どもが巣立った、親の看取りが終わったなど、時間や心理的な余裕が生まれたタイミングから健康寿命までは、いってみれば人生のゴールデンタイムです。期間としては、私は65歳から73歳くらいだと思っています。

もちろん、このゴールデンタイムをいかにして長く保つのか、が本書でお伝えしたいことです。しかし、生物学的にゴールデンタイムには限りがあることは、紛れもない事実です。
この実りの時期にそれまでの暮らしや考え方をギアチェンジし、残りの人生をどのように生きるか、どのように人生の幕を下ろすかを考えるとよいのではないでしょうか」──「第6章」より

【目次】
■第1章 60代以降に老ける人と老けない人の差
・60代はこれからの人生を考えるタイミング
・知っておきたい身体と脳の老化のサイン
・見た目が若い人ほど脳年齢も若い
・じつは80代まで向上する「脳力」とは
・60代からでも脳は鍛えられる
・60代以降は習慣次第で大きく差が開く
など

■第2章 続けると大きな差がつく毎日の習慣
・頭の回転を速くするカギは朝にある
・意外な「引きこもり率」が高い世代
・目標を立てることを習慣化すれば脳が若返る
・すぐにスマホに頼る習慣が脳をダメにする⁉
・あえての「ちょっと不便」が脳に火をつける
など

■第3章 脳と身体が健康になる運動習慣
・歩く速さ=認知機能!?脳と歩行の意外な関係
・60代以上の「もの忘れ」にも有効な有酸素運動
・必ずしも「1日1万歩」でなくてもいい
・「筋トレ」が認知機能に与える影響
・「誰かと一緒の運動」が脳の老化を食い止める
など

■第4章:「老けない脳」をつくる食事と睡眠の習慣
・仕事や年収にまで影響を及ぼす朝食習慣
・「多様性のある食事」が脳の老化を防ぐカギ
・食事を自分でつくると、脳がいきいきと働きだす
・脳を元気にするために食べたい食品5つ
・60代以降は「肥満」より「痩せ」のほうが脳に悪影響
・飲酒は「適量ならいい」のか?
・加齢による「眠りの浅さ」を気にしすぎない
など

■第5章:人とつながる習慣が人生を楽しくする
・定年後に人と話す機会が減って起こること
・都会のマンションに住む高齢者は認知症リスクが高い
・「ひとり暮らし=社会的孤立」ではない
・批判や皮肉が認知症リスクを高める⁉
・「キレる高齢者」にならないためのトレーニング
・60代以降は新しい場所に飛び込んでみる!
・老いを前向きに捉える人ほど長生き
など

■第6章:私、川島隆太流が実践する老後のための習慣
・65歳からは人生のゴールデンタイム
・「死ぬ1週間前の過ごし方」をイメージして人生を組み立てる
・川島隆太流・ゴールデンタイムの渡り方
など

■特別付録:ちょっと小難しいけど大切なはなし

巻末の「特別付録」では、世にあふれる健康情報をどこまで信用していいのか、自分で考えるヒントとなるような、科学的なエビデンスについての考え方を解説しています。

著者プロフィール

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川島隆太
医学博士。東北大学加齢医学研究所所長。スマート・エイジング学際重点研究センター長。1959 年、千葉県生まれ。東北大学大学院医学研究科修了、スウェーデン王国カロリンスカ研究所、東北大学加齢医学研究所助手、講師、教授を経て、2014 年より同研究所所長。 人の脳活動のしくみを研究する「脳機能イメージング」のパイオニアであり、 脳機能開発研究の国内第一人者。 ニンテンドーDS 用ソフト『脳を鍛える大人のDS トレーニング』シリーズの監修者。

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