おいしい人間

著者名

高峰秀子

判型

文庫判

定価

1012円(本体920円+税)

発売日

2024/12/16

ISBN

9784594099626

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この本の内容

自ら「人間嫌い」と言いながら
これほど人間を大切にした人がいるだろうか。
高峰秀子の正義と慈愛に満ちた名著、復刻!

画壇の巨人・梅原龍三郎は高峰に言った、「あなたは紛れもない僕の友人です」。
昭和の大女優が、女優としてではなく一人の人間として交遊を続けた画家や作家。
彼らへの深い敬愛とユーモアあふれるエピソードを生き生きと綴り、
日常を大切にした一人の女性の姿が垣間見える随筆も満載。
読めば希望があなたを包む、ファン待望の名著が今よみがえる。


目次
私の丹下左膳   
パリのバラ、東京のバラ   
『小僧の神様』    
気になる本『浮雲』   
夏のつぎには秋が来て    
縫いぐるみのラドン    
レースのショール    
ふしぎの国のオギス  
ヘチャプリ大王   
ちょっと描いてみたくなっちゃった   
マリー・アントワネット   
薔薇     
翡翠     
甘茶でカップリ   
人間たらし     
「アンノー」という人     
おいしい人間     
タクシー・ドライバー    
しあわせな位牌     
お姑さん     
おかげ人生    
死んでたまるか   
喫煙マナー     
羽ふとん    
カメラの中の私     

自力回復—台湾薬膳旅行   
梅原龍三郎と、キャビア     
出口入口     
眼から芽が出た  
白日夢—北京宮廷料理    

著者プロフィール

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高峰秀子
たかみね・ひでこ 大正13(1924)年北海道生まれ。5歳のとき「子役」として映画界にデビュー。その後「二十四の瞳」「浮雲」「名もなく貧しく美しく」など多数の映画に出演。著書に『わたしの渡世日記』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)『いっぴきの虫』『旅は道づれアロハ・オエ』(夫の松山善三氏との共著)『台所のオーケストラ』『おいしい人間』『にんげんのおへそ』などがある。平成22(2010)年12月28日逝去。享年86。

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