歴史のIF(もしも)

著者名

本郷和人

判型

文庫判

定価

990円(本体900円+税)

発売日

2025/02/04

ISBN

9784594100025

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この本の内容

もし、あのとき、こうだったら?
日本史の「仮定」を解く!
些細な出来事が、後の世情を変える大きな転換点に!
だから、日本史はおもしろい!

もしも、
・石橋山で、梶原景時が「源頼朝を見つけたぞ!」と叫んでいたら
・鎌倉武士たちに教養があったら
・足利尊氏が大好きな後醍醐天皇に反逆しなかったら
・畠山持国が、男としての自信にあふれていたら
・浅井長政が織田信長を裏切らなかったら
・本能寺の変の時、織田信忠が逃げていたら
――日本史はどうなっていたか!

【本書より】
歴史を紐解いてみると、一見些細に見える出来事が、後の世情を大きく変える転換点になることがあります。
もし、一一八〇年の石橋山の戦いに敗れた源頼朝を、梶原景時が匿っていなければ、
日本の歴史は少なからず変わっていたのではないか。そう僕は思っています。
もしも、頼朝が死んでいた場合、在地領主たちが主人の元に集結し、政権を作り、独立を勝ち取るまでに、
ここまでスムーズに事が運ばなかった可能性も考えられます。頼朝がいなければ、武士の政権というものが誕生するまでには、
もう少し時間がかかり、武士の時代が到来するのは十年、二十年スパンで動きが遅れていたかもしれません。
そうなれば、私たちの知る鎌倉時代やそれ以降の歴史が、今とは趣を変えていたとしても、決しておかしくはないのです。

著者プロフィール

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本郷和人
1960年、東京生まれ。 東京大学史料編纂所教授 専門は日本中世政治史、古文書学。『大日本史料 第五編』の編纂を担当。 著書に『空白の日本史』『歴史のIF(もしも)』『日本史の論点』(扶桑社新書)、『東大教授がおしえる シン・日本史』(扶桑社)、『日本史のツボ』『承久の乱』(文春新書)、『軍事の日本史』(朝日新書)、『乱と変の日本史』(祥伝社新書)、『考える日本史』(河出新書)、『歴史学者という病』 (講談社現代新書)など多数。

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