ギジェルモ・マルティネス 1962年、アルゼンチン生まれ。10代にして最初の短編集“La jungle sin beastias\"(「獣なきジャングル」〉を発表。その後、数々の文学賞を受賞したのち、93年、初の長編小説“Acerca de Roderer\"(「ロデレールについて」)を上梓。現代アルゼンチン文学の若き旗手として高い評価を得ている。『オックスフォード連続殺人』(扶桑社ミステリー)でアルゼンチン・プラネタ賞を受賞。一方で数学にも造詣が深く、84年にスール大学数学科を卒業し、論理専攻の数理科学で博士号を取得。その後の研究でオックスフォードに2年間留学している。現在はブエノスアイレスに在住。