お待たせいたしました。今月の扶桑社ロマンスは、大人気作家コニー・メイスンのシークもの、『愛は砂漠の夜に』でございます。

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■愛は砂漠の夜に
■コニー・メイスン 著
■中川梨江 訳
■文庫判
■定価各880円(税込)
■2007年10月30日
■ISBN978-4-594-05508-0
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昨年刊行した『誘惑のシーク』は、おかげさまで大変なご高評を賜り、すでに6刷まで来ております。ご愛顧に感謝!
今回の作品もシークものではありますが、舞台はアルジェリア、時代は19世紀。続編ではございません。あらすじはこんな感じです。

美貌の英国人令嬢クリスタは、舞踏会で、強引だが男性的魅力にあふれたアラブの王子アーメドと出逢う。英国貴族の母を持つ彼は、またの名をマークといった。
ひと目あった瞬間から恋に落ち、チュニスに向かう船上で結ばれる二人。しかし船は海賊の急襲を受け、クリスタはひとり囚われの身に。
ある夜、奴隷として移送中の彼女の寝所にひとつの影が忍びよる。彼こそは謎に包まれたシーク“砂漠の鷹”。そしてその正体は……。
『誘惑のシーク』『獅子の花嫁』の著者が贈る、愛と官能の歴史ロマンス!

とにかく、波乱万丈、息つく間もない展開に、ページを繰る手がとまりません。
上で紹介したあらすじも、まだ始まって3/1あたりまで。このあと、次々と恋人たちには試練がおとずれます。燃えるようなエメラルド・グリーンの目をもつ、神秘的で高圧的、でも一途で心優しいアーメド。銀髪、ブルーアイの純粋で気丈なヒロイン、クリスタ。彼らは、ありえないような苦難の連続のなかで、自らの運命を切り開いてゆくのです。
コニー・メイスンといえば、一筋縄ではいかないお騒がせのサブキャラが魅力的な作家ですが、本作でも、アーメドのかつての愛人で、あの手この手でちょっかいを出してくるウィローの愛ゆえの悪女ぶりが、じつに魅力的に描かれています。クリスタをかどわかす海賊の棟梁バルバロッサも、超コワモテなのに、なんかせつなくてすごくいいんですよね。
冒険と愛、策謀と復讐に彩られた一大スペクタクル。もちろん、ホットな官能描写もたっぷり。ヒストリカルの王道をゆく、コニー節炸裂の本作をぜひお楽しみください!
なお、コニーの次回作は、彼女の代表作との声も高い『Black Knight』(黒い騎士)。来年の早いうちにお届けできると思いますので、こちらもお楽しみに……。

2007年10月31日 20:12

コメント(3)

Comment

  • いつも楽しく拝見しております。
    コニー・メイスンは大好きで、私はその著書のほとんどを原文で読んでおりますが、扶桑社さん採用の訳者の方は誤訳が多く、原書を読んでいる私としてはとても不満です。ぜひ、訳者の方の再検討をお願いしたいところです。
    これは、ロマンスファンにも多く言われている意見です。「コニー・メイスンは面白いけれども、日本語訳がおかしい」という意見…。次回、Black Knightももちろん、原書で読んでおりますが、英国中世のきちんとした知識がない現在の訳者さんでは、いくらコニー・メイスンの原書の英語が難しくない(ロマンス作家の中でも、英語のレベルは高くないです)作品とはいえ、力不足です。
    ぜひご検討下さい。辛口批評で申し訳ありません。
    今後のコニー・メイスン作品の出版を楽しみにしております。



    |Rin|2007年11月 7日 12:11

  • 私も、同意見です。読んでいて、訳の流れがおかしいと思うところがあります。ロマンスコテージのHPを読んでる方々もそう思っておられるみたいですよ。でも、コニーメイスンは魅力があります。ブラックナイト楽しみです。



    |匿名|2008年1月16日 09:51

  • 以前投稿した者です。いつも楽しく読んでおります。
    今回の「愛と復讐の黒騎士」の訳はどうかと心配していたのですが…多少の改善点はみられたものの、やはり稚拙なミスが目立ちます。
    特に、コニー・メイスン作品では、重要な位置を占めるラブシーンの訳がまったくなっていません。
    このようなシーンの訳はとても難しく、よほどの文章力がないと読者に訴えるものにはなりません。
    コニー・メイスン作品も訳は3作目で、訳者さんも3人目となりますが、どうぞベテランの役者さんを抜擢していただきたいと思います。素人と区別のつかない訳者さんの作品は、とても読むのが苦痛です。
    私は、原書では大好きだったこの作品ですが、訳本の方を読んで、こんな内容だったかしら?と思わず原書と読み比べをして、あまりのひどさに途中で投げ出してしまいました。
    ロマンスファンには、原書を読む方も大勢いらっしゃいます。その辺を意識して、ぜひレベルの高い作品に仕上げて下さるのを今後も期待しております。



    |匿名|2008年1月30日 20:23

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