急告
なんと!ジャック・ケッチャム原作映画の続編『ダーリン』が、
2月6日から、ヒューマントラストシネマ渋谷にて、一週間限定で上映されます!
関東近縁在住のケッチャム・フリークの皆さんは、こぞって足をお運びくださいませ。

と、先に重要な情報は書いちゃいました。

改めまして。

1月24日は、『隣の家の少女』で知られる鬼才、ジャック・ケッチャムの命日です。
2018年にがんで逝去されてから、早3年。
悪とは何か、暴力とは何かという根源的な問いを突き詰めた、類まれなる作家でした。
厄災と分断に見舞われた、現在の悩み多き時代に、もし彼がまだ生きていたとしたら、いったい何を書き、何を啓示してくれたのだろうか。そう思うと、今更ながら彼の死が惜しまれてなりません。

昨年は、『闇のシャイニング リリヤの恐怖図書館』(ハンス=オーケ・リリヤ編、スティーヴン・キング他)所収の「ネット」という短編で、ひさびさにケッチャムの新訳をご紹介できました。
現在、紀伊國屋書店新宿本店では、「ケッチャム王子」ことMさん肝いりの、ケッチャム追悼フェアが今年も敢行されております。あの方のケッチャム愛は本当にすごい!(渋谷に行く際、ぜひお立ち寄りください!)

で、いよいよ映画公開のお話なわけですが、
『隣の家の少女』と並ぶ、ケッチャムの代表作といえば、『オフシーズン』
なんと、あのメガヒット漫画『呪術廻戦』の作者、芥見下々先生も愛読書にあげていた作品です。


その続編として書かれた『襲撃者の夜』と『ザ・ウーマン』(いずれも扶桑社ミステリー刊、金子浩訳)はそれぞれ映画化もされていまして、ちなみに『ザ・ウーマン』の監督ラッキー・マッキーは、同書の共著者でもあります。

この『襲撃者の夜』、『ザ・ウーマン』に続く映画化第三弾『ダーリン』が、無事、日本でもヒューマントラストシネマ渋谷さんの名物特集企画『未体験ゾーンの映画たち』の2021年版で公開されることになりました。すばらしい!


ダーリン画像.jpg

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あらすじと概要を、以下、ヒューマントラストさんの紹介文から引用いたします。

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野生少女ダーリンの秘密「悪魔」とは...。

野生の少女ダーリン(ローリン・キャニー)は16歳、ある目的のため病院にやって来た。言葉も話せず凶暴で不潔な少女ダーリンは、看護師トニー(クーパー・アンドリュース)に保護され修道院に引き渡された。司教(ブライアン・バット)は「教会の奇跡」として宣伝になるよう「いい子」へと教育するようジェニファー(ノラ・ジェーン・ヌーン)に命じた。実は司教は小児性愛者でダーリンにも魔の手が! かつてジェニファーも司教の犠牲者だった。やがてダーリンは、徐々に言葉も話せるようになり司教は驚くべき事実を聞くことになる。ダーリンに「悪魔」の存在が...。またダーリンの育ての親、野生の女(ポリアナ・マッキントッシュ)もダーリンを探していた。
その野生の女はダーリン以上に激しく狂暴だった...。
ホラー作家スティーブン・キングに賞賛されるホラー小説家、ジャック・ケッチャム原作の'09年製作『襲撃者の夜』'11年製作『ザ・ウーマン』に続くシリーズ第3弾となるが完全オリジナル作品。単独で見て楽しめる。
監督は前2作に出演した女優ポリアンナ・マッキントッシュ。
ダーリンは「社会問題をテーマとしたホラー映画」だと語っている。

監督
:ポリアンナ・マッキントッシュ
脚本
:ポリアンナ・マッキントッシュ、ジャック・ケッチャム
出演
:ローリン・キャニー、ポリアンナ・マッキントッシュ、ノラ=ジェーン・ヌーン、ブライアン・バット、クーパー・アンドリュース、ペイトン・ウィッチ
製作
:ラッキー・マッキー
自主規制
:R15+相当

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どうです? これは観ておかないとだめなんじゃないですかね?(ちなみに編集者も未見です)

製作は2019年。晩年、盟友として共作を続けていたラッキー・マッキーにとっては、本作を世に出すことこそが、ケッチャムへの弔いになると信じての作業だったにちがいありません。

一週間かぎりの上映ではありますが、ぜひケッチャム愛好家の皆さん、ともにこの僥倖を分かち合いましょう。
なお、上映時間など詳しいことは、下記のホームページでご確認くださいませ。



(編集Y)




2021年2月 3日 11:28

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