2021年4月アーカイブ

続きまして、4月29日発売の最新作のご紹介です。
クライブ・カッスラー&ボイド・モリソンによる、
オレゴン号シリーズの最新作、『亡国の戦闘艦〈マローダー〉を撃破せよ!』(上・下)
翻訳者は伏見威蕃さんです。

マローダーブログ画像.jpg

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あらすじはこんな感じです。

マラッカ海峡で、インド人テロリストの一派によってクウェートの石油タンカーが攻撃を受ける。
一方、メルボルンでは会議に訪れたアメリカ人上院議員の家族を狙ったテロ攻撃が企てられる。
ふたつの事件にいち早く介入し早期の解決に導いたのは、ファン・カブリーヨ船長率いる、生まれ変わった新生オレゴン号のメンバーだった。
勝利の余韻に浸る間もなく、新たな救難信号を受信したオレゴン号は、寄港地のバリを出てオーストラリア北西のティモール海に駆けつける。
そこでは、プラズマ・シールドの実験を行なっていた調査船二隻が、謎の敵性三胴船(トリマラン)からの攻撃を受けて一隻が沈没、残る一隻の乗組員も未知の毒ガス兵器によって全員が麻痺状態に陥っていた。
そのなかにはオレゴン号メンバー、マーク・マーフィーも含まれていた。
仲間の危機に激怒したカブリーヨは、シドニーを標的とした大規模攻撃を画策する敵を追い詰めてゆく。
タイムリミットまでに、彼らは解毒剤を入手し、テロを阻止することができるのか?
海洋冒険小説の雄が贈るシリーズ最新刊!

個人的には、カッスラーの複数あるシリーズのなかでも、特にお気に入りのオレゴン号シリーズ。
ここ数冊、メインライター、ボイド・モリソンの筆の冴えはとどまるところを知りません。

前作『悪の分身船(ドッペルゲンガー)を撃て!』のラストで、大変なことになってしまったオレゴン号。
本作では、まあまあ「しれっと」(笑)新艤装の「新生オレゴン号」として再デビューを果たします。
まあ、愛着のある船体とはいえ、機械は機械。
重要なのは、乗組員ということですね。

新生オレゴン号が航行可能になるまでのあいだ、いったんチームのメンバーは全国に散って、それぞれの任務にあたっています。
上巻の前半は、各小チームによる個別任務の様子が描かれます。
で、いよいよオレゴン号が出航して、チームのメンバーがまた集まってくるという熱い展開。

ところがそんななか、オーストラリアの調査船にゲスト調査員として乗っていたマーク・マーフィーが、謎の敵からの攻撃を受けて、麻痺状態に陥ってしまいます。
一定の期限を過ぎたら、もう回復はのぞめないという。
しかも、敵は都市壊滅規模のテロを計画している恐るべき連中で、プラズマ砲を配したハイテク艤装のトリマラン(三胴船)を駆使して攻撃を仕掛けてきます。
こうして、オレゴン号メンバーたちによる、一致団結した反攻作戦が始まります。

ちょっとしたラブ・ロマンスあり(なんか高校生みたいなうぶな内容ですがw)、古代ローマの沈船探査あり、圧巻のホバークラフトによるチェイスありの、たいへん盛りだくさんの内容。
冒険小説ファンなら、大満足いただけること必至の、超面白本に仕上がっております!

なお今回、先月の『テスラの超兵器を粉砕せよ』に引き続いてのオーストラリアが舞台ということで、「ええ、またかよ」と思われる愛読者の方もいらっしゃるでしょうが、『テスラの超兵器を粉砕せよ』の原書刊行が2013年、本書は2020年。カッスラー先生はちっとも悪くありません。弊社の発刊の都合でかち合ってしまって、なんだか申し訳ないかぎりです。

ちなみに次のオレゴン号シリーズも、刊行は決まっているようです。
新たなる冒険の荒海に乗り出したオレゴン号とその愛すべき仲間たちから、今後も目が離せません!(編集Y)

2021年4月28日 22:57 | | コメント(0)

またご紹介が遅れてしまってすみません!
まずは4月頭の新刊から。

巨匠クライブ・カッスラー&グラハム・ブラウンによる、NUMAファイル〉シリーズ第11弾
『テスラの超兵器を粉砕せよ』(上・下)。翻訳は土屋晃さんです。


テスラ ブログ画像.jpg

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あらすじはこんな感じです。

NUMA(国立海中海洋機関)のオースチンは休暇を利用してシドニーでの学会に出席していたが、退屈しのぎに会場を抜け出したところでヘリコプターがパワーボートを銃撃するのを目撃する。

ボートはシドニー湾を逃げ回ったあげくデッキに乗り上げて大破。唯一の生存者は駆け寄ったオースチンに「約束のものを持ってきた......タルタロスの心臓」と洩らして事切れる。

男の残した謎の言葉、そしてその体に見られた減圧症の症状に疑念を抱いたオースチンは相棒ザバーラとともに事件の調査に乗り出す。

オースチンは、ザバーラとともに砂漠のど真ん中へと向かう。そこでふたりは恐るべき陰謀が進行していることを知る。

かつて天才発明家テスラが理論化し闇に葬ったゼロ点エネルギー兵器を稼働させようと企てる存在が明らかになったのだ。

いまやオーストラリアは真っ二つに引き裂かれようとしている。

オースチンたちは理学者ヘイリーの協力を得て、南氷洋に浮かぶセロの本拠地へと突入する! 

好評〈NUMAファイル〉シリーズ第11弾。


みなさんは、二コラ・テスラの名前をご存じでしょうか。

「テスラ」といえば、電気自動車の会社を思い出す人が多いかもしれませんが、

もともとはあの社名自体、発明家二コラ・テスラから取られたものです。

エジソンと同時代に競い合った、悲劇の天才。

誘導モーターを発明して交流電気の輸送を実現し、いちはやく垂直離着陸機を設計するなどの業績を誇りながら、殺人兵器の開発にあたっていたのもまた事実のようです。

いま全国の映画館で、イーサン・ホーク主演の映画『テスラ エジソンが恐れた天才』が公開中。合わせてご覧になってみてはいかがでしょうか。


カッスラー作品では、〈NUAファイル〉シリーズの第6弾『運命の地軸反転を阻止せよ』(新潮文庫)でも、テスラ変圧器(コイル)を基にした兵器が登場します。

本作では、オーストラリアを舞台に、この天才科学者が考案した重力兵器の理論上の後継にあたるゼロ点エネルギー兵器をもって、世界に復讐をたくらむ人物と、カート・オースチンとザバーラのコンビが対峙します。

ここのところの〈NUMAファイル〉では、世界規模の災厄を引き起こす巨大なエネルギーを発する超兵器が毎回登場しておりますが、本作の兵器もなかなかにすごい風呂敷の広げようです。

湖底の秘密基地や極地の地下迷宮など、舞台装置の派手さもいつもどおり。

水中戦、海上戦、スノーモービル戦と、アクションのバラエティにも事欠きません。

冒険小説ファンの勘所をびしっと射抜く、いつものカッスラー節にしあがっております。

ぜひ、ご一読ください。


なお、〈NUMAファイル〉シリーズとカート・オースチンのファンの皆様、うれしいお知らせです。

実はこのシリーズだけ、中絶していた新潮文庫版から引き継いだこともあって、それなりの未訳作の巻数が残っていたりします(本作は2013年原書刊行)。

これは多少なりとも、巻き気味に進めて刊行ペースを速めて追いついていかないとなあ、

ということで、2021年度は、いまから半年後の2021年9月末と、ちょうど一年後の2022年の3月末の2回刊行で進めていきたいと考えております!

まずは次回作は『Ghost Ship』(2014)、

その次が『The Pharaoh's Secret』(2015)。

こちらも、ぜひご期待ください。(編集Y)








2021年4月28日 21:26 | | コメント(0)

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