続いては、ナリーニ・シン〈サイ=チェンジリング〉シリーズの第四弾、『気高き豹と炎の天使』のご紹介です。熱烈なファンの皆様に支えられてようやくここまでたどり着きました!

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あらすじはこんな感じです。

豹チェンジリング〈ダークリバー〉の戦士クレイを訪ねて、児童連続殺人の調査を依頼しにヒューマンの女性タリンが現れる。
死んだと聞かされていた幼なじみとの久方ぶりの再会に動揺するクレイ。幼い日に凄惨な過去を共有し深いきずなで結ばれたふたりは、熱く燃える感情をぶつけあうなかで、
今も強く相手に惹かれる自らの想いに気づく。
しかしタリンには誰にも話せない秘密があった……。

今回は、シリーズ史上はじめて、ヒューマン(人間)のヒロインが登場。
〈ダークリバー〉の近衛(センチネル)としてこれまでも登場してきた戦士クレイがヒーローを務めます。
辛く苦しい過去を抱え、さらには重い秘密まで背負ったヒロインの心を、あるときは荒れ狂う感情でこじ開け、あるときは包みこむように癒してゆく「豹」の激烈な魂。

物語世界のさらなる進展もみどころです。
ほころびを見せ始めた、サイ評議会の団結と〈サイネット〉の支配。
いっぽうで勢力の拡大を示す〈ダークリバー〉と〈スノーダンサー〉。
さらには、ヒューマンのキャラクターも複数登場し、三種族がみつどもえになって牽制しあう、本シリーズ特有の世界観が深まっていきます。

また、恒例となりました特別短編を今回も収録!650ページにおよぶ大ボリュームで、皆様にお届けいたします。

amazon に寄せられた熱いコメントや、ファンの方々のブログなどを拝見するだけでも、皆様の本シリーズに傾けてくださる想いと愛情の深さには胸打たれるばかりです。

あえて編集者の立場から付け加えることはないようなものですが、担当した印象からしますと、これまでの三作に比べるとオーソドックスなラブロマンスの要素が強かった気がします。
前の三作では、サイとチェンジリングという水と油(というか氷と炎)の二種族間の恋愛が描かれ、種族間の差異そのものが乗り越えるべき最大の障壁でした。
今回は、ヒューマンとチェンジリングのカップルということで、種族間の障壁は比較的低くなっています。その一方で、二人が共有する地獄のような過去の体験とそのトラウマこそが、克服すべき障壁となるわけです。

既作ヒロインのツンデレ属性は、別段サイだから、チェンジリングだからということでもなかったようで、今回ヒューマンのヒロインになっても、ヒーローに対するあたりの強さはあまり変わりません(笑)。
ふたりの間で繰り広げられる、激しい心と心のぶつかり合い、会話の応酬は、本書の読みどころともなっています。

ちなみに、ふたりの会話をじっくり読んでいると、両者とも、相手の発言から微妙にずれた受け答えをする傾向があるんですね。訳文をチェックしながら気になって原文を確認したら実際そうなっているということが、何度もありました。
この微妙に理詰めではない会話や行動の「ズレ」「ブレ」の部分が、張り詰めた緊張と、リアルなロマンスとしての情動を作品に付与している気がします。

お気づきのように、本シリーズでは常に、立脚点の異なる二者間のディスコミュニケーションが、パッションによって打ち壊され、乗り越えられる過程が描かれています。お互いの会話のかみ合わない歯がゆさは、まさにディスコミュニケーションの表れ。そんな表面上の齟齬を押し流すかのように、二人の激しい想いと、深い愛情はすべてを--運命までをも塗り替えてゆくのです。

さて、次巻となる第五弾『Hostage to Pleasure』ですが、順調にいけば本年夏ごろには、皆様のお手元にお届けできる予定です。その続きに関しては現状未定ですが、いまの売上が維持できれば、なんとか次にもつなげられそうです。あと、そのまま長編の続きをやるべきか、中編をはさむかでも、少し悩んでおります。また、決まったことがあったらご報告いたします。

ファンの皆様におかれましては、今後も変わらぬご愛顧、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。(編集J)

2012年1月17日 14:48

コメント(11)

Comment

  • 担当者さま ほんとにありがとうございます。

    読者のために頑張っていただいて嬉しいかぎりです。
    某○○書房にも聞かせたいですよ!

    楽しみにお待ちしてます。個人的には長編を先にお願いしたいです。でも、出していただけるんならどちらでもいいです!



    |はっち|2012年1月18日 10:03

  • 5巻は夏ですか、楽しみです!
    中編なんてあったのですね、もしかして昔のタムシンとネイトの話とかでしょうか?ぜひ読みたいです!
    薄い本でも値段が高くても、必ず購入します!できれば同時進行でどんどん発売してもらえることを願います。



    |jun|2012年1月18日 21:33

  • 今回もすごくよかったです。本当に独特の世界観でこのシリーズでしか味わえないおもしろさが大好きです。会話がかみ合わずあれっ?って思うところありました…。編集者様のコメントでなるほど!と納得。いつも作品についてくわしく紹介してくださるのでロマンス通信欠かさずみてます。ありがとうございます。次作も楽しみです。ドリアンの物語が読みたいです。



    |megumi|2012年1月19日 14:52

  • 購入しました。
    厚さはありましたが、一気読みです。
    さらに再読してます。
    今回のヒーロー、ヒロインの乗り越える壁は種族間ではなく過去の出来事とあり、前作までと違う印象でした。
    カバーも好きです。
    次巻の「Hostage to Pleasure」の予定もあるようで楽しみにしています。



    |読者・K|2012年1月19日 17:23

  • 〈サイ=チェンジリング〉シリーズの中編について。
    ネイト&タムシン
    ザック&Annie
    リア&Emmett
    3カップル分あるんですね。
    ネイト&タムシンは是非読みたいです。
    リアも秘書での出番ありますね。
    ザックはダンスパーティーの主役でした。
    中編は気になるけど、長編の出版ペースが落ちるのはイヤ。
    ジレンマです(笑)



    |読者・K|2012年1月20日 15:51

  • 第五弾は夏ころですか!
    熱烈に楽しみにしております!!
    続けて6弾、7弾・・よろしくおねがいしますデス。



    |CICA|2012年1月27日 09:32

  • 今回も楽しく読ませていただきました!
    毎回一気読みさせてくれるシリーズはもはやこれだけと言っても過言ではないほど、いつも楽しみにしているシリーズです。
    続きは夏と聞いて、寒い冬はおろか、大好きな春も早く過ぎてほしいと思っています(笑)。
    編集者の皆様、微力ながら応援しております。頑張ってください!!



    |匿名|2012年2月 1日 16:02

  • 今回も一気読みでした。
    夏が楽しみです。
    別の方のコメントにもありましたが、他社の別シリーズの続編はなんとかならないのでしょうか?
    サイ=チェンジリングの続きも宜しくお願いします!



    |匿名|2012年2月 8日 22:09

  • 担当の皆様
    いつもありがとうございます。
    今回も楽しく読ませていただきました。
    なにぶん英語があやしいので、ぜひとも日本語で読みたいのです。
    特に、サイ協議会、ゴーストなどの動きを日本語で知りたいです。
    サイ、チェンジリング、ヒューマンの世界がどうなっていくのか、ぜひ、長編から出版してほしいなぁと思っています。



    |匿名|2012年2月21日 20:40

  • このシリーズが大大大好きです。もしも新刊を出して頂けないのなら、英語を勉強して原作を読む所存です。



    |匿名|2012年2月25日 22:23

  • 最近このシリーズに出会って一気に4巻読破しました。各巻とも長編ですが、これだけ面白いとむしろもっと読みたいです。是非是非これからも続編を出して頂きたいです。
    個人的にはホークの物語がとても楽しみですね。10巻なので先は長いですが、編集者の皆様どうぞよろしくお願いします。



    |匿名|2012年3月15日 09:16

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