文房具屋さん、それは、どんな町にもあるお店のひとつ。店内に所狭しと並ぶ文房具は、学びの場や暮らしの場面、そして贈り物など、日常の中で人の手に取られるものばかりだ。
日本は今や、文房具大国といわれ、文房具メーカーは切磋琢磨しながら、使い勝手やフォルムの美しさなどさまざまな点に秀でた文房具を世に送り出し続けている。
文房具屋さんは、そんな文房具の中から、多くの人に喜ばれる商品を選び続けてきたいわば「文房具のプロ」でもあるのだ。『文房具屋さん大賞』は2013年に始まり、今年で12年目。文房具ファンにとって、もはやなくてはならない存在といっても過言ではないだろう。
今回も、人気文房具屋さん13社が集結し、各メーカーから推薦のあった、この1年に発売された新作文房具について一品ひと品を吟味して審査。
ノミネートアイテムは、総数約1600点。「機能」「デザイン」「アイデア」という観点から、各ジャンルで優れた商品が選ばれた。
豪華絢爛、文房具の頂点にたった逸品のお披露目が今、始まる。
果たして、現場のプロが選んだ『文房具屋さん大賞2024』の最高の逸品とは……?
くすみカラー全盛時代に期待の新星!
気分アゲアゲなマットホッパーの増殖なるか!?
もはや、カラーのボールペンではなく、「絵の具ペン」と表現したほうがいいのかもしれない。かつて一世を風靡したハイブリッドミルキーの「上に重ねて描けるペン」が、ついにバッキバキの原色になって登場、あっという間に売り場での評価を獲得した。マットという名の通り、こっくりと、そしてこってりとしたインクが出てくる様は、まさにポスターカラー。それがこのスリムな形状になって、ペンケースにごっそり入れて持ち歩けるのは、写真などにガンガンデコりたい世代にとって朗報でしかないだろう。今までの顔料系ボールペンと違い、塗りつぶしのレベルも段違いなため、「新しい画材」としての新しい表現分野が生まれてくる予感しかしない。(審査委員長・高木芳紀/ノベルティ研究所)
写真やマスキングテープに書いてもはっきり色が出るので愛用しています!
みっちりぎっしりなインクの濃さと発色の素晴らしさは一度書いたらやみつきになります!
ころんとかわいい太軸と
癒やしのキャンディーカラーに胸きゅん
ユニボール ワン自体は、濃く書ける機能性が売りのボールペンであるが、「P」に関しては完全にデザイン性の勝利となる。SNSなどを見ていると、いかにこのペンがアイドル的にもてはやされているかがよくわかるが、確かに一目ぼれしてしまうコロンとしたかわいらしいフォルムは、ありそうでなかったラインと言える。さらに、複数の軸色を買って、上軸と下軸を組み替えてバイカラーにし、オリジナリティを楽しむユーザーも多く、売り上げを押し上げたようで、組み合わせやすいトーンにまとめた点も見事。その一方、ペン先には金属製のスタビライザー、そして同じく金属製で革命的にスマートな形状のクリップも搭載し、機能面もキープしているのが秀逸。(高木)
全体のコロッとしたデザインとノック部分の丸みに癒やされます。濃くて鮮やかな発色最高!
ふっくら丸い形に、マットなパウダー感のある色味の組み合わせが絶妙にかわいい。
新しい学びに対応しノートをストレスフリーに
学習用ノートの大看板、キャンパスが「フラット」を出したということで、ノートの世界は完全にフラット(=180度水平に開く)という評価軸が加わることになりそうだ。これまでも、フラットに開く無線とじ製本を採用していたが、どうしてもノートを開いたときに真ん中に「谷」ができるため、水平を実現することは困難だった。1ページ目からフラットに開く完全フラットを実現するため、開発には3年かかったという。こうしてできた新作は、今まで左右のページに分かれていたノートに、「全面」という概念をもたらし、まさにキャンパスを拡張したと言えるのではないか。思考を自由にするためには、それを受け止める広い面積のノートが必要と言われるが、この新しいキャンパスは、革命を起こすかもしれない。(高木)
見事にパタッと開くから、ページを超えて線が引ける! ノートのノドがなくなるだけでスッキリします。
フラットに開くので書きやすいだけでなく、写真も撮りやすいですね。
こんなのが欲しかった!
ウカンムリの形状がポイント
書籍やノートを開いたままにしておく道具としては、今まで櫛形のものが主であったが、このクリップはいとも簡単にそれを凌駕してみせた。ポイントはやはりその「ウ冠」の形状にあり、両端をピンポイントで押さえるため扱いが楽で、また可視部分も多く、使いやすさは半端ない。レシピ本や楽譜を開いたままにしたいなどの従来のニーズはもちろん、最近は手帳やデコったノートをネットにアップするという機会も増えたため、「映え」の観点からも、このポップなルックスは非常にアガるし、クリアカラーもあるので余すところなく見せられる点も人気の理由だろう。持ち運び時にちょっとかさばるのが唯一のネックだが、メリットの圧倒的勝利である。(高木)
形状が天才的! こんなクリップを求めていました。カラーもおしゃれでコーデにも合わせやすい。
厚い本も手帳もカンタンに! 今までなんでなかった感!
2024年の文房具屋さん大賞の発表、および公式本『文房具屋さん大賞2024』の発売を記念して、受賞商品をドーンとプレゼントいたします。
プレゼント応募の詳細は、公式本『文房具屋さん大賞2024』にてご確認ください。
Webお申し込みをご希望の方は公式本を手元にご用意の上、下記のボタンからプレゼント応募フォームへお進みください。
2024年2月13日発売
990円(税込)
扶桑社刊
最新文房具728アイテムの中から、有名店のプロが厳選した自腹でも欲しい「No.1文房具」が決定!さあ、12回目の文房具屋さん大賞の発表です!
文房具メーカー、文房具店、文房具ファンのみなさまに支持され、文房具ファンにとってはもはやなくてはならない存在。
有名文房具店13社から、“文房具のプロ”である売り場の店員さんを審査員として迎え、ここ1年で発売された商品について一品ひと品を吟味して審査。進化を続ける日本の文房具から、最高の逸品を表彰するのが『文房具屋さん大賞』です。
本書では、「大賞」、そして「デザイン賞」「機能賞」「アイデア賞」の各賞から、「書く・消す」「収納」「伝える・残す」「つける・留める・切る」部門を設けて発表します。
ここ1年で発売された注目の新商品の中で、「文房具屋さん」が心ときめかせたアイテムはいったい何か……?ぜひ、本書で最新文房具の進化と魅力をお楽しみください!
文房具屋さん大賞2024 店頭展開用POP・拡材
文房具屋さん大賞2024 受賞文房具販促にご利用いただける拡材用データを各種ご用意いたしております。ダウンロードの上ご利用ください。
公式本『文房具屋さん大賞2024』の仕入れのご相談は
書店様の、公式本『文房具屋さん大賞2024』扶桑社刊のご注文は扶桑社受注センター、仕入・展開のご相談は扶桑社販売部にて承ります。
扶桑社 受注センター 048-866-3418
扶桑社 販売部 03-6368-8858
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