殿様は「明治」をどう生きたのか2

著者名

河合敦

判型

文庫判

定価

880円(本体800円+税)

発売日

2021/07/02

ISBN

9784594089047

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この本の内容

江戸時代に各地を治めていた藩主は、明治四年の廃藩置県によって国元から切り離されて強制的に東京住まいとなった。戊辰戦争で勝った大名も負けた大名も一緒くたに、領地は没収され、家臣は解散させられた。
最後の将軍、徳川慶喜は狩猟や写真に生きることで自分の政治力を封印した。
慶喜の兄、鳥取藩の池田慶徳は、誠実さと勤勉さで藩をまとめ、維新後も領民を気にかけ、国家に尽くし、飄然と世を去った。
そのほか地方行政に腕をふるった上総の一宮藩一万石の加納久宜、商社を経営しクリスチャンとなった三田藩九鬼隆義、箱館戦争まで参戦後二十年隠棲した最後の老中安藤信正など、十二名の元殿様の知られざる波乱に富んだ生き様を人気歴史研究家の河合敦先生が紹介する。

著者プロフィール

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河合敦
歴史研究家、歴史作家。多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。一九六五年、東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。歴史書籍の執筆、監修のほか、講演やテレビ出演も精力的にこなす。『教科書に載せたい日本史、載らない日本史』『殿様は「明治」をどう生きたのか』シリーズ(小社刊)、『江戸500藩全解剖 関ヶ原の戦いから徳川幕府、そして廃藩置県まで』 (朝日新書)、『徳川家康と9つの危機』 (PHP新書)など著書多数。初の小説『窮鼠の一矢』(新泉社)を二〇一七年に上梓。

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