殿様を襲った「明治」の大事件

著者名

河合敦

判型

文庫判

定価

880円(本体800円+税)

発売日

2022/12/23

ISBN

9784594093716

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この本の内容

 幕末、多くの殿様たちは二六〇年以上続いた江戸幕府が、まさか崩壊するとは思ってもいなかっただろう。しかし、長州征討で天下の徳川家が敗北し将軍・慶喜は政権を返上(大政奉還)、新政府は武力で全国を統一(戊辰戦争)してしまった。
 こうした激動のなかで、多くの藩が時代に即応できず混乱を来し、なかにはお家存亡の危機に陥った殿様たちがいた。
 たとえば、藩の尊王攘夷派が暴走し、新政府の転覆をはかったことで、お家をつぶされた久留米藩主・有馬頼咸。
 大量の贋金をつくったことが発覚し、見せしめとして処罰された福岡藩主・黒田長溥。
 家臣たちに監禁され、毒殺の有無を確認するため墓をあばかれ解剖された相馬中村藩主・相馬誠胤。
 改易状態から新天地での開拓に成功した名門仙台藩の亘理伊達邦成など。
 知られざる明治の大事件と翻弄された殿様たちの人生を追う。

12万部突破!『殿様は「明治」をどう生きたのか 1・2』、
『お姫様は「幕末・明治」をどう生きたのか』に続く人気シリーズ第4弾!

著者プロフィール

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河合敦
歴史研究家、歴史作家。多摩大学客員教授、早稲田大学非常勤講師。一九六五年、東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学。歴史書籍の執筆、監修のほか、講演やテレビ出演も精力的にこなす。『教科書に載せたい日本史、載らない日本史』『殿様は「明治」をどう生きたのか』シリーズ(小社刊)、『江戸500藩全解剖 関ヶ原の戦いから徳川幕府、そして廃藩置県まで』 (朝日新書)、『徳川家康と9つの危機』 (PHP新書)など著書多数。初の小説『窮鼠の一矢』(新泉社)を二〇一七年に上梓。

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