手指の痛み・しびれを放っておくと5年で指が変形!戻らない!
ヘバーデン結節を自力で防ぐ

著者名

富永喜代 監修

判型

AB判

定価

1045円(本体950円+税)

発売日

2020/01/11

ISBN

9784594615086

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この本の内容

朝起きると手がこわばる、指の第一関節にぷくっと腫れができた、ペットボトルのふたを開けるとき指先に痛みを感じる・・・
その症状、「へバーデン結節」かも。放置は禁物です!


高齢女性の手指を見ると、第一関節にコブのようなものができていたり、曲がって戻らなくなってしまっていることが少なくありません。これは、「へバーデン結節」という手指の病気の症状です。
「へバーデン結節」は進行性の病気で、放置しておくとやがて少しの刺激でも激痛を引き起こし、およそ5年で指先の関節が変形して戻らなくなるといわれています。

手指の痛みやしびれ、変形といった症状は、とくに更年期を過ぎた女性に多く見られます。正式に診断されていないケースも含めると、患者数は300万人に及ぶとも。
たいていの場合、医療機関を受診しても加齢のせいにされ、「手を酷使しないように」といわれ痛み止めや湿布を処方されるだけ。しかし、日常生活のなかで手を使わないというのはとても難しく、また、手元は人から見られるので、女性にとっては大きなストレスとなります。

そんな手指のつらい症状に悩む方々をラクにしたい、と日本で初めて「へバーデン結節外来」を開設したのが、本書の監修者、富永ペインクリニック院長の富永喜代先生です。
痛み改善ドクターとして、「金スマ」などテレビ出演も多い富永先生考案の「10秒神経マッサージ」は、1日2回、神経ポイントを10秒間、自分で刺激するだけ。多くの患者さんがこのマッサージにより諦めていた手指の痛みから解放されたといいます。さらに2019年の日本ペインクリニック学会でも発表し、そのマッサージ効果にますます注目が集まっています。

本書では、自宅でも簡単にできる「10秒神経マッサージ」の方法を、丁寧にイラスト付きで解説。
痛みが起こるメカニズムから、「へバーデン結節」をはじめとする手指や手首が痛むさまざまな病気、自分でできる痛みの予防・改善法、今すぐやめたいNG習慣、痛いときに役立つ生活の知恵などまで、あますことなくご紹介しています。

手指が痛くて包丁が握れない…、スマホ操作が痛くてできない…、力を込めてグーが握れない…、そんな症状があれば、まず読んでみてください。時に手指の痛みには、糖尿病、脳梗塞、頸椎症、ヘルニアなどといった、重大な疾患が隠れていることも。
まずは痛みの原因を知り、痛みから解放される…その手助けとなる一冊です。 

著者プロフィール

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富永喜代
富永ペインクリニック院長。医学博士。日本麻酔科学会認定麻酔科専門医、産業医。 1993年より、聖隷浜松病院などで麻酔科医として勤務し、延べ2万人を超える臨床麻酔実績をもつ。2008年には、愛媛県松山市に富永ペインクリニックを開業、へバーデン結節外来を開設。経済産業省「平成26年度健康寿命延伸産業創出推進事業」を委託され、新しい痛み医療のリーダーとして注目される。著書に『こりトレ』(文藝春秋)、『気力をうばう「体の痛み」がスーッと消える本』(アスコム)、『へバーデン結節、腱鞘炎、関節リウマチ…手のしびれ・指の痛みが一瞬で取れる本』(青春出版社)、『指先の激痛・腫れ・しびれ へバーデン結節は自分で治せる!』(永岡書店)など。『中居正広の金曜日のスマたちへ』などテレビ出演多数。

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