長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.1

料理家・管理栄養士の長谷川あかりさんによる

初めてのパーソナルムックです。

 テレビ、ラジオ、そしてホームグランドである舞台と、精力的に活動を展開する三宅裕司さん(73歳)。三宅裕司さんといえば、我々(担当編集者世代)なら、すぐさまニッポン放送のラジオ『三宅裕司のヤングパラダイス』(以下『ヤンパラ』)、テレビの『三宅裕司のいかすバンド天国』(TBS)や『テレビ探偵団』(TBS)などを、あの頃の熱気とともに思い出すのではないでしょうか。

 80年代の中高生を熱狂させた『ヤンパラ』から、日曜朝の顔として現在も放送中の『三宅裕司 サンデーヒットパラダイス』(ニッポン放送)まで、ラジオパーソナリティとして40周年を迎えた三宅裕司さんに、長年ラジオパーソナリティをつとめているレジェンドたちと、ラジオパーソナリティについて、またラジオという文化について語っていただいた対談集を発売しました。

 対談のお相手は、東京喜劇の大先輩として三宅さんが敬愛する伊東四朗さん。ニッポン放送で45年間も生放送でラジオパーソナリティをつとめている高田文夫さん。中学生のとき『ヤンパラ』のヘビーリスナーだったという土田晃之さん。そして、当時『ヤンパラ』のライバルだった文化放送『吉田照美の夜はこれから てるてるワイド』のパーソナリティだった吉田照美さん。三宅さんを『ヤンパラ』に抜擢した元ニッポン放送プロデューサーの宮本幸一さん。錚錚たるメンバーです。

 しゃべりのプロ×しゃべりのプロですから、お話が面白くないわけがありません。毎回、対談は爆笑の渦です。たとえば、若い頃、健康ランドで国定忠治のコントをやっても、お客さんが「コント」が何だかわかっていなくて「真面目にやれ!!」と怒られたという伊東四朗さんのお話や、『オールナイトニッポン』のパーソナリティ時代にハガキ職人の男子たちを自宅に泊めたことがあるという土田晃之さんのお話など、面白いエピソード、びっくりするお話がたくさん飛び出しました。

 そして、ラジオを聴いているだけではわからない、三宅さんはじめ皆様の素顔やラジオへの想いも、本書へ収録しています。

 じつはフリートークが大の苦手という三宅さんがパーソナリティになった経緯も大変面白いのですが、「おわりに」までお読みいただけたら、ラジオパーソナリティ40年を経てたどり着いた境地に、じんわりと心が動かされると思います。

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