悶絶ずぼら飯

料理系ユーチューバー・だれウマ、第二弾レシピ本、ついに登場!

人気ユーチューバー・だれウマのレシピ本第二弾は「見るだけで作れる」がテーマ。料理工程をすべて写真に落とし込んでいるので、説明文を読まずとも作れちゃいます。

Editor's Choice 編集者イチオシ本

ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論

 季節性インフルエンザによる死者は1年間でおよそ3000人。「間接死」も含めると毎年1万人もの人が亡くなっている。これに対して、新型コロナウイルスによる感染症の死者は9月27日時点で1500人弱。それにもかかわらず、なぜ日本人はこれほどまでにコロナに恐怖心を抱くようになったのか……?

この数字をめぐるシンプルな疑問が、著者である小林よしのり先生が、本書を通じて世に問おうと思ったそもそものきっかけでした。小林先生といえば、『ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』(1998年・幻冬舎刊)をはじめ、これまで数多くの論考を発表し、その度に激しい論争を巻き起こしてきた漫画家として広く知られています。一連のオウム真理教事件においては、作品のなかで教団批判を繰り返していた先生自身が「テロ」の標的とされるなど、命の危険を顧みず自らの信念をとことん貫く作家というイメージが強いかもしれませんが、その一方で、時間をかけて一次資料をくまなく当たり、アカデミックな知見に基づいたファクトを一つ一つ積み重ねていく、ジャーナリストの資質も兼ね備えた類稀な表現者と言ってもいいかもしれません。

今回のコロナ禍で、日本は“パニック”に陥ったと言っても過言ではありません。
政府は感染拡大が続く4月初旬に緊急事態宣言を発出。人の移動や営業の自由といった「私権」を著しく制限し、テレビのワイドショーなどは時に誤った情報を垂れ流すなどしてひたすら恐怖を煽り続けました。この結果、4~6月期のGDPは年率27・8%減と戦後最悪の下落幅を記録。そのインパクトはリーマンショックをはるかに上回り、世界恐慌に匹敵するほどの落ち込みとなったのは周知の通りです。

小林先生は、今回のパニックを政治家と専門家、そして、メディアによって作り上げられた「インフォデミック」と捉えています。作品のなかでは、時に「コロナはインフルエンザ以下の珍コロ」といった挑発的な言い回しを使って政府の対応を批判していますが、真に言いたいことは、経済は二の次で、一分一秒でも長く生きることが大事だという主張がまかり通っていることへの憤りです。つつましやかに生きる市井の人々は生きるために経済行為をしているのに、それをカネ儲けやエゴのためにやっていると決めつけ、政府と専門家とメディアは結託してコロナ怖さに法的根拠も覚束ない自粛を強要。「コロナ怖い全体主義」の空気を蔓延させたことで、今も同調圧力が生み出した「自粛警察」が我がもの顔で暴れています……。

今回、小林先生は「今ほど『本』の力を信じたいと思ったことはない。この見えない空気を一変させるためには『コロナ論』を一人でも多くの手に取ってもらう以外道はない」と話しています。現在、私たちのまわりでは「アフターコロナ」「ウィズコロナ」「新しい生活様式」「ニュー・ノーマル」など、聞きなれない言葉が飛び交っていますが、否が応にも価値観の変容を迫られている今こそ、事態を冷静に見極めることの大切さを教えてくれる一冊だと思っています。

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